岸田総理「宏池会」離脱表明 19回質問に松野長官「お答え差し控え」党内から様々な声【知っておきたい！】(2023年12月8日)
自民党の派閥の政治資金パーティーを巡る問題を受けて、岸田文雄総理大臣は自身が会長を務める岸田派を離脱すると表明しました。
■安倍派の事務総長経験者 説明避け続ける
岸田総理：「総理・総裁の任にあるうちは、派閥を離れるというのが適切な対応であると考えました。私自身、先頭に立って、信頼回復に向けて努力をしたいと」
これまで会長の座にこだわってきた岸田総理でしたが、追い込まれる形で派閥を離れることとなりました。
この決断に、自民党内からは様々な声が上がっています。
自民党 閣僚経験者：「当然だよな。派閥のことが問題になってるんだから。とにかく派閥色を弱めるために、できることは全部やるということだろ」
自民党 関係者：「今のタイミングで会長を抜けるっていうのは、言われたからやめますっていうことにしか見えない。後手後手にみえる」
関係者によりますと、派閥パーティーの問題を巡っては、会計担当者が安倍派の議員側へのキックバックについて、「事務総長に報告した」と東京地検特捜部に説明していることが分かりました。
安倍派の事務総長経験者は、説明を避け続けています。
松野官房長官は、7日午前と午後の会見で合わせて19回、関連する質問を受けましたが、「この会見は、政府の立場としての公式会見を述べる所でございます」と回答しました。
報道各社は議員個人としての会見を文書で要請しましたが、「政府の立場として、お答えは差し控える」と会見と同じゼロ回答でした。
（「グッド！モーニング」2023年12月8日放送分より）
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