「恋心に付け込んだ悪質な犯行」国際ロマンス詐欺で1億1千万円超を詐取 男に懲役10年の実刑判決
恋心を巧みに利用する「国際ロマンス詐欺」の犯行グループの男に対し、大阪地裁は懲役10年の実刑判決を言い渡しました。
無職の森川光被告は、架空のアメリカ人女性などになりすまし、SNSでやり取りをしていた30人から、合わせて1億1000万円あまりをだまし取った詐欺などの罪に問われています。森川被告は「一切関与していません」などと起訴内容を否認していましたが、その後、一部犯行を認めていて検察は、懲役15年を求刑していました。
7日の判決で大阪地裁は「主犯者とまでは認められないものの、集金や送金と犯行において重要で不可欠な役割を果たした」と指摘。その上で「恋心に付け込んだ巧妙かつ悪質な犯行で被害者の精神的、経済的被害ははかりしれない」として、森川被告に懲役10年の実刑判決を言い渡しました。
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