各地で大雪 北日本で大荒れ 北海道“移住体験”初の雪かき…79歳夫「ヘロヘロ」【羽鳥慎一 モーニングショー】(2023年11月30日)
29日は列島に強い寒気が流れ込み、北日本は大荒れの天気となりました。福島県では山沿いを中心に大雪となり、30日朝時点でも停電している地域があります。
■雪の影響か 一時、最大1200軒停電も
降り積もった雪で樹木も道路も辺り一面真っ白な光景が広がるのは、福島県北部に位置する北塩原村。一つ前を走る車がかすかに確認できますが、前を走る車がほとんど見えないほど、視界が悪くなっています。
29日午後1時ごろ、大雪となった北塩原村の中心部では、車の屋根には雪が積もっていますが、午前8時半ごろには一度、雪下ろしがされていました。4時間半で多くの雪が積もったということです。
磐梯山の麓にある美術館には、大粒の雪が建物の屋根や車の上に降り積もり、スタッフは雪かきに追われました。
撮影者の家族:「きょうの朝から、ずっと午前中ひどかったですね」
隣接する猪苗代町では、夜が明ける前から降り始めた雪が時間の経過とともに、どんどん積もっていきました。正午ごろには、町中の木や地面に雪が積もっていました。
撮影者の家族:「急激に寒くなったって感じですね。(雪も)本格的には、これからだと思います」
東北電力によると、猪苗代町や北塩原村で雪の影響とみられる停電が最大でおよそ1200軒に上り、30日朝時点でも解消されていない地域があるといいます。
■吹雪に見舞われた北海道幌加内町
29日、福島県だけでなく、北日本の各地は大荒れの天気となりました。
盛岡市では大粒のぼたん雪が激しく降り、今シーズン初の積雪となりました。秋田県との県境にある岩手県西和賀町では、12時間で降った雪の量が30センチに達しました。
北海道幌加内町では、吹雪に見舞われました。
幌加内町でそば屋を営む山本昭仁さん:「結構、向かい風の時は呼吸がしづらかったくらい」
店先ののれんも激しく揺れ、風が強いことも確認できます。
山本さん:「ちょっとザクザクしてる、飛ぶんだけど当たると痛い感じの雪。すでに12月中旬くらいの感じ。一気に来た感じ」
■1カ月限定移住体験 初の雪かきヘロヘロ
北海道の中央に位置する美瑛町では、広大な平原に雪が積もり、幻想的な銀世界が広がります。町の中心部から車で走ること5分、美瑛町では将来的に移住を考えている人に向け、移住体験の場を提供しています。
愛知県から1カ月間限定で移住体験に来た中野光男さん(79)・恵子さん(57)夫婦を取材しました。
恵子さん:「(Q.ワンルームみたいな感じ?)そうですね。すごくコンパクトで、2人では十分でしたね」「(Q.広さは何畳くらい?)8畳くらいですかね」
さっそく部屋の中を見てみると、間取りは1LDKとコンパクトなため、石油ストーブだけで十分に部屋は暖かいといいます。
恵子さん:「夜とか、半そでで寝ても大丈夫」
愛知から移住して初めての体験というのが、雪かきです。
光男さん:「雪かきやったことないね、愛知では」「(Q.今回、初めてですか?)うん、初めて。これも買ってね」
専用の道具「スノーブラシ」を初めて購入し、雪かきを続ける光男さん。車に積もった雪を落としていきますが、急な冷え込みで凍っている部分もあります。
すると、豪快に車のボンネットを激しく叩く光男さん。
恵子さん:「壊れちゃいそう」
さらにライトの部分も、車に積もった雪を落とした後、車を出せるよう地面も雪かきします。
初めての雪かきで、息が上がる2人。
恵子さん:「要領が分からないので、もうやみくもにやっている感じ。これが正解なのか、よく分からないですね」
悪戦苦闘しながらも、雪かきを開始してからおよそ30分。なんとか車が出られる道ができました。1カ月間の移住を経て感じた「北海道の冬」。
恵子さん:「初めてこんなにたくさんの雪を経験しているので、大変なことも多いですけど、それでもすごく(美瑛町は)いいなと思ってます」
光男さん:「この雪景色が最高です!必ずまた(美瑛町に)来たい」
北海道幌加内町では、冷え切った街にしんしんと雪は降り続けていました。
近隣住民:「多いですね。もう降り出したらね」「(Q.多いですか?)うん。まだ、これからね。降りますけど」「(Q.あすとか、心配なことは?)心配なこと…。吹雪続いたら困るな。大変ですね」
(「羽鳥慎一 モーニングショー」2023年11月30日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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