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“オーバードーズ” トー横キッズら4人逮捕 市販の咳止め薬を少女らに無許可販売 専門家は支援策を訴える 警視庁|TBS NEWS DIG
市販薬を無許可で販売したとして、20代の男女ら4人が逮捕されたことがわかりました。
歌舞伎町の「トー横」を溜まり場にしていた4人は、薬の過剰摂取、いわゆる「オーバードーズ」をしていた少女らに薬を渡していました。
捜査関係者によりますと、医薬品医療機器法違反の疑いで逮捕されたのは21歳の男と、22歳の女と、未成年の男女、あわせて4人です。
4人は16歳の少女と18歳の男性に無許可で市販の咳止め薬、数シートを、およそ1000円で販売した疑いがもたれています。4人と少女らは東京・新宿区歌舞伎町の「トー横」を溜まり場にしていたということです。
少女らは精神的な苦痛から逃れ、快感を得る目的で市販薬を過剰摂取する「オーバードーズ」のために咳止め薬を購入していました。
国立精神・神経医療研究センターが精神病床を持つ医療施設で診療した10代の患者を対象に、「主に使用している薬物」を調査したところ、「市販薬」と回答した割合は9年前、0%だったのが、去年にかけて65%にまで急増していて深刻な問題となっています。
歌舞伎町に数年前から出入りしている高校1年生の16歳の少女が今月17日の夜、トー横の広場でJNNの記者の取材に応じました。
少女は中学2年生のころから勉強についていけないなどの悩みが原因で、「現実逃避の手段としてオーバードーズを始めた」と打ち明けました。少女は薬を薬局などで購入していて、オーバードーズは「ふわふわした感じで楽しい」と表現しました。
ただ、「最初は興味本位のつもりが、繰り返すうちに依存性が高まり量がどんどん増えていった」ということで、最近は、風邪薬を1箱分飲んだところ、12時間にわたって嘔吐が止まらず、救急車で運ばれたといいます。
ほかの複数の少女を取材すると、オーバードーズで「お菓子が降ってくる」「でっかいウサギが見えた」などといった幻覚の体験談もありました。
精神科医の松本俊彦氏は「オーバードーズは無謀な行為かつ作用が体内に及ぶので(他の自傷行為と比べて)影響が見えづらい」「アルコールと併用した場合は更に危険」と警鐘を鳴らしています。
また、若者らが自らが服用する薬の写真など「オーバードーズ」をする様子をしばしばSNSに投稿することについては「同じ境遇の人たちがロールモデルとして模倣することもある」と悪循環の危険性を訴えています。
2014年に薬のネット購入が規制緩和され、市販薬の入手が簡単になり利便性が向上したことがオーバードーズが広まった要因のひとつとみられます。
取材した少女からは「SNSで市販薬を販売する売人もいる。みな普通に買っていると思う」という声もありました。
一方で松本氏は、「市販薬やカフェインのような社会的に許容されているものを規制するばかりでは市民生活が立ち行かなくなる」と規制の難しさも指摘します。
松本氏は、「社会は彼らが抱えている“悩み”への支援に目を向けて欲しい」として、オーバードーズを繰り返す少年少女らの根本的な原因に社会が向き合うべきだと強調しました。
全国の精神保健福祉センターや厚生労働省のホームページには、SNSで相談ができる団体が紹介されています。
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