渋谷駅“最後の大工事” 山手線一部運休で64万人に影響(2023年11月18日)

渋谷駅“最後の大工事” 山手線一部運休で64万人に影響(2023年11月18日)

渋谷駅“最後の大工事” 山手線一部運休で64万人に影響(2023年11月18日)

 「100年に一度」とされる渋谷駅周辺の再開発。18日から5回目となる大規模工事が始まり、山手線の一部区間で終日運休となりました。

■山手線一部運休で64万人に影響

 目白に受験で来た親子:「やっぱり…不便ですよね、困ったなと。急になると、どうやってそこまで行けばいいのかなと…」

 街行く人が困惑している理由は、東京の大動脈・山手線の大規模工事です。18日は大崎駅から池袋駅までの外回りが終日運休。さらに、19日は同じ区間で内回りが運休します。

 また、他の区間でも本数を大幅に減らして運転していて、2日間でおよそ64万人に影響が出るといいます。

 工事が行われているのはJR渋谷駅。シャベルで石をならす作業員たち。手作業で行っています。延べ4600人が従事する今回の工事。行うのは山手線の線路とホームを最大20センチ高くする工事です。こうすることで、線路の下にある通路の広さを確保し、歩きやすくするのが目的です。

■東京の大動脈 渋谷駅で大工事

 ただ、今回の運休区間で困った事態が起きている場所があります。JR目白駅です。

 目白の塾に通う家族:「(Q.豊島園からどうやって目白まで?)豊島園から、西武線で終点の池袋まで。池袋から山手線」

 行きは運行している内回りだったためスムーズに来ることができたようですが、帰りは…。

 目白の塾に通う家族:「都営バスもあるが、いったん新宿へ内回りで行き、それから逆に今度は埼京線で池袋に戻ってこようと思います」

 目白駅前にあるフレンチレストラン。2日間で11件のキャンセルが入ったといいます。

 ブラッスリー ラ・ムジカ オーナーシェフ 梶村良仁さん:「地元のお客さんも『陸の孤島』なんて言ってますけど、目白駅って他の路線との接続がないので、どうしても電車で来る方が多い。予約をいただいて来店していただく性質上、キャンセルは入ってしまいますね」

 周辺をやきもきさせる今回の運休。ただ、喜ばしいこともあるようです。

 ブラッスリー ラ・ムジカ オーナーシェフ 梶村良仁さん:「今回で終わりということを聞いて、正直ほっとするかな…」

 これまで渋谷の再開発に伴う線路の切り替え工事は、今回を含め全部で5回。ホームの拡張や同一ホーム化による線路の移動などを行ってきましたが、工事による運休は今回が最後の予定です。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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