いわゆる“大麻グミ”問題 大阪の製造会社「用法用量を守って」 厚労大臣“指定薬物への指定検討”について「規制は愚策」|TBS NEWS DIG

いわゆる“大麻グミ”問題 大阪の製造会社「用法用量を守って」 厚労大臣“指定薬物への指定検討”について「規制は愚策」|TBS NEWS DIG

いわゆる“大麻グミ”問題 大阪の製造会社「用法用量を守って」 厚労大臣“指定薬物への指定検討”について「規制は愚策」|TBS NEWS DIG

東京・新橋にある飲食店。先月行われたイベントで、31歳の男性が一時意識不明に陥り、救急搬送されていたことがわかりました。

原因は特定されていませんが、男性はグミを4個食べたうえ、規制されていない大麻由来の成分を含む液体も吸引。会場に残されたグミからは「HHCH」とみられる成分が検出されたといいます。

こうしたなか、このグミを製造・販売する大阪市の会社が会見を行いました。

「HHCH」グミ製造・販売会社 Magこと松本大輔社長
「(商品ページには)未成年と初心者の方および慣れていない方の使用、他人への譲渡・二次配布は控えるよう注意書きをしております。酒や市販薬と同じで、用法用量を守って正しくお使いくださいとしか我々は言えないです」

店内の商品紹介には。

「ヘッドハイが強めの体感となっております」

会見では、摂取後に体調不良を訴えるケースは数か月に1~2件の頻度で把握しているものの、いずれも食べすぎによる嘔吐で「一時的なもの」と説明。

「HHCH」グミ製造・販売会社 Magこと松本大輔社長
「我々が販売しているものは違法な成分ではないので、違法性はございません。脱法ではないと思います」

また、商品は「合法の成分」としたうえで、再発防止策として、▼20歳未満に販売をしないなどの対応に加え、▼他人への譲渡を控えるなどの注意書きをより読みやすく記載することなどが示されました。

今回、問題になっている「HHCH」。法律で規制されている別の大麻成分に似せて作られた合成化合物ですが、国内では規制の対象ではありません。

きょう、厚生労働大臣は。

厚生労働省 武見敬三大臣
「今後、薬物が特定されれば、速やかに指定薬物としての指定を行い、所持、使用、流通を禁止することを検討しております」

「HHCH」について指定薬物への指定を検討する方針を示しました。

これについては。

「HHCH」グミ製造・販売会社 Magこと松本大輔社長
「規制は愚策であって、規制すればするほど、よりケミカルであったり、我々が知らない成分が出てきますので、良くないと思います」

今後、規制の対象となれば、危険でないものを選び「ほかの成分に切り替えます」と話しました。

厚労大臣は「HHCH」を規制しても、類似した新たな薬物が出回ることも予想されることから、包括的な規制も検討していくとしています。

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