イスラエルは病院敷地内で武器発見主張もハマスは“自作自演だ”と非難 ガザ・シファ病院｜TBS NEWS DIG #shorts
イスラエル軍はイスラム組織ハマスの拠点だとするパレスチナ自治区ガザ最大規模のシファ病院に突入し、敷地内の車から銃や弾薬が見つかったと主張しましたが、ハマス側はイスラエル軍の自作自演だと非難しています。
イスラエル軍は16日、“ハマスの拠点だと主張するシファ病院の敷地内で、トンネルの縦穴などを発見した”として映像を公開しました。そして。
イスラエル軍兵士
「私たちが見つけた車は、弾薬や銃器、手錠やナイフでいっぱいだった」
“敷地内の車両からは銃や弾薬なども見つかった”とし、“先月7日のハマスの奇襲攻撃のために用意されたものだ”と主張しています。
これに対しハマスの幹部は「シファ病院に作戦司令部など存在しない」と改めて主張。イスラエル軍が「捜索の後に、病院に武器などを持ち込んだ」として自作自演だと非難しました。
またイスラエル軍は、“病院近くの建物でハマスに拘束されていた65歳の女性の遺体を発見した”と発表しました。イスラエルメディアによると、女性は数か月前に乳がんと診断され治療を受けていたということですが、死因は明らかになっていません。
一方、アメリカのワシントンポスト紙は15日、アラブ国家の外交官の話として、ハマスが少なくとも50人の人質の解放に応じることで基本的に同意したと報じました。
イスラエル側は“対応を検討し、同意すれば3日から5日間の戦闘の一時停止などに応じることになる”としています。
イスラエルのネタニヤフ首相は16日、CBSテレビの取材に対し、交渉の進展については明らかにしませんでしたが「人質を取り戻せる場合にのみ、一時的な停戦に応じる考えは変わっていない」と強調。またシファ病院への突入については、「人質が拘束されている強い兆候があった」ため実施したとしています。
こうしたなか、ガザ地区への支援が危機に直面しています。
国連パレスチナ難民救済事業機関（UNRWA） ラザリーニ事務局長
「UNRWAはパレスチナで人道支援活動を続けることができなくなるだろう」
UNRWA=国連パレスチナ難民救済事業機関は、“燃料不足のため、人道支援活動が近く継続できなくなる可能性がある”と警告しました。
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