ガザ地区支援物資“奪い合い”か 戦闘激化ハマス“人質解放”は？(2023年10月30日)
人々がフェンスを乗り越えて向かう先は国連が支援物資を保管しているガザ地区南部の倉庫です。両手で箱を抱えた少女。痩せたロバも駆り出されていました。現地では奪い合いも起きているといいます。
北部などからの避難民があふれ、混沌とするなかイスラエル軍はまた南部への避難を呼び掛けました。
イスラエル軍 ハガリ報道官：「南への移動は住民の安全のためです。我々はこれが緊急の呼び掛けであることを強調します」
イスラエル軍は29日、北部の地上作戦を拡大し、ハマスの軍事施設など450カ所を一日で空爆したと発表。攻勢を強めています。
イスラエル軍 ハガリ報道官：「これまで311人の死亡した兵士と239人の誘拐された人質の家族に通知しています。239人というのは信じられない数です」
人質はいつ解放されるのでしょうか。番組がハマス幹部とみられる人物に接触すると…。
ハマス幹部を名乗る男性：「交渉する用意はあります。捕虜全員がイスラエルの刑務所から釈放されるのが条件です。一度に解放しても二度に分けても良い。我々にとってはどちらも問題ない」
そして人質が死亡したら、それはイスラエル軍に責任があると牽制（けんせい）しました。
ハマス幹部を名乗る男性：「我々は人質の保護や安全の責任をイスラエル軍に負わせます」
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