ハマスと戦闘“激化”死者1600人 「攻撃なら処刑」100人超人質か(2023年10月10日)
イスラム組織「ハマス」とイスラエルとの衝突による死者は双方合わせておよそ1600人に上っています。ハマスが奇襲攻撃を掛けたガザ近郊の野外フェス会場ではCNNの取材中にも集中砲火が起き、緊迫する場面がありました。
■CNN記者取材中にも“集中砲火”
3つの宗教の聖地が集まるエルサレム。建物の中に逃げ込んだ人々は不安げな表情で外の様子を眺めました。
イスラム組織「ハマス」のイスラエルに対する攻撃はなおも続いています。一方、パレスチナ自治区ガザに対するイスラエルの報復攻撃も昼夜を問わず続いています。
そのガザとの境界近くです。CNNの取材クルーです。
CNN クラリッサ・ウォード記者:「ごめんなさい。ちょっと上品とは言えない姿勢だけど、そう遠くないところでロケット弾の集中砲火があったので道端に避難する必要があったんです。ガザは向こうに5分ほどの場所です」
■“拉致現場”ガザ近郊にまた爆撃
CNNが取材していたのは、ガザ近郊の野外フェスの会場。7日、ハマスの戦闘員が奇襲攻撃を仕掛けた場所です。会場からは250人以上の遺体が収容され、ハマスは参加者の一部を拉致しました。
ハマスが人質に取っているとみられるのは兵士や民間人など100人以上。その人質についてハマスの新たな声明が出ました。
ハマスの声明(9日):「今、この時より、家で静かに暮らすパレスチナ人が無警告の攻撃を受けた場合には、気の毒だが、人質にしている敵の民間人の中から1人ずつ処刑することを宣言する」
死者や人質には多くの外国人も含まれ、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、イタリアの5カ国は9日、イスラエルを支持する共同声明を出しています。
イスラエルは10年以上続けているパレスチナ自治区ガザの封鎖をさらに強化すると宣言しました。
イスラエル ガラント国防相:「我々は完全にガザを包囲している。電力も食料も水も燃料もすべて遮断する」
ガザ地区に暮らすおよそ220万人は外に逃げることもできません。イスラエル側、パレスチナ側、双方の死者はすでにおよそ1600人に上ります。 (C) CABLE NEWS NETWORK 2023
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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