大阪府の支援学校でも“給食停止” 業者と連絡取れず 1日に約1200食の弁当を発注して対応

大阪府の支援学校でも“給食停止” 業者と連絡取れず 1日に約1200食の弁当を発注して対応

大阪府の支援学校でも“給食停止” 業者と連絡取れず 1日に約1200食の弁当を発注して対応

西日本を中心に学校や寮に給食を提供している業者が、突然、一部の業務を停止し、大阪や広島にある複数の学校で給食が届かないという事態が起きています。

 広島県にある高校の寮。普段はできたての食事が提供されているのですが…。

 高校生
「ご飯が冷たいです」
「温かさは欲しいですね」

 食べているのは、お弁当です。食事を作るはずの厨房は真っ暗となっていました。その訳とは…。

 西日本の学校を中心に給食を提供している「ホーユー」と連絡が取れず、新学期以降、給食が提供できなくなったというのです。

 同様の問題は大阪でも。ホーユーが給食を提供する吹田市や摂津市、守口市にある支援学校で給食がストップし、急きょ、一日あたり約1200食の弁当を発注して対応しています。

 大阪府によりますと、8月末、支援学校に勤務するホーユーの調理員から、「会社と連絡が取れない」と学校に相談がありました。大阪府も連絡を試みましたが電話はつながらず。大阪市内にある営業所を職員が訪ねましたが、扉は開かず、ノックをしても反応がなかったということです。

 大阪府の吉村洋文知事は、6日の会見でこの問題に言及し、早急に対応するとしました。

 記者「今回提供できなくなっているのは支援学校の生徒で、配慮が必要な生徒さんがいるケースが想定されるが、再開のめどは?」

 吉村知事
「現状、アレルギー対応など必要なので、現状、緊急の対応とすれば、デリバリー方式で対応している。できるだけ早く給食事業者を見つけて再開したい」

 6日、ホーユーの従業員がNNNの取材に応じました。

 ホーユー従業員
「以前から給料に関しては計算間違いやいろいろ問題があって、直接、会社と何度か交渉してきた。(社長は)私達に対しては『消費税の支払いが強制的に行われた』と。従業員はすごく不信感というか…」

 ホーユーは去年までの3年間、赤字が続いていて、社長は今後、破産手続きに向けて準備を進めるということです。

 学校給食が届かない…突然の出来事に動揺が広がっています。
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