観客席から手が伸びて胸を触る様子も… 韓国出身ＤＪが音楽フェスで性被害 イベント主催者が刑事告発
今月、大阪府泉南市で行われた野外音楽イベントで、韓国出身のＤＪが観客に胸などを触られるなどの被害を受けたとして、イベントの主催者が２１日、警察に刑事告発しました。
櫻茜理記者「午前９時です。ＤＪ ＳＯＤＡさんのわいせつ被害をめぐり、イベントの主催者が大阪府警泉南署に入りました。今から告発状を提出するものとみられます」
問題の出来事は今月１３日に大阪府泉南市で行われた野外音楽イベントで起きました。パフォーマンスをしていた「ＤＪ ＳＯＤＡ」さんがステージを降りて観客席の方へ向かうと歓声が沸き上がります。しかし、その直後―。
観客席の方から手が伸びて、明らかに胸を触っているのがわかります。中には、抱きしめるような様子も確認できます。
韓国出身のＤＪ ＳＯＤＡさん。インスタグラムのフォロワーが５１８万人以上いるなど影響力があるアーティストです。イベントの後、自身のＳＮＳで被害を訴えていました。
ＤＪ ＳＯＤＡさん「あまりにも大きな衝撃を受けて、いまだに怖くて手が震えています」「こんなことをされたことは人生で初めてです」
さらに、男性だけでなく、女性の観客からも胸を触られる行為を受けたと投稿されています。会場の最前列にいたファンの男性は当時の状況についてー。
男性「今まで後ろにいた人も『わっ！降りてきた』という反応になるので、みんな前のめりになった」「ＳＯＤＡさんの動きが止まったような瞬間があったので、たぶんそこで何かあったのかなと…」
その後、ＤＪ ＳＯＤＡさんの様子についてはー。男性「また自分のステージ戻って、そのまま公演を続けていたが、いつも通りだと思っていた。笑顔のまま最後までやり切った」
一方、ネット上では露出度の高い服を着ていたため被害を受けたのではないかなど批判の声もあがりましたが、ＤＪ ＳＯＤＡさんはこう反論しました。
「私がどんな服を着ていたとしても、セクハラと性的暴行は正当化できない。私はいつかこの言葉を言いたかったです」
この書き込みがあった直後に反応したのが、日本にある国連広報センターでした。「性的暴力に何を着ていたかは関係ありません」
こうした中、イベントを主催した会社はこの日、観客の男女３人が胸を触ったり、腕を引っ張ったりしたなどとして、不同意わいせつと暴行の疑いで刑事告発しました。
イベント運営会社「ＴｒｙＨａｒｄ Ｊａｐａｎ」の大付楽洋・代表取締役「ＤＪだから触っていいとか、服装や衣装がこういうことだからいけるとか以前に、犯罪行為は犯罪行為なので、しっかりと犯罪行為をわれわれは主催者として追及していきたい」
警察は本格的な捜査に乗り出す方針です。
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