プール実施の児童クラブ 約6割で事故防止マニュアル用意せず 長浜市の男児死亡事故受け滋賀県が調査
先月、滋賀県長浜市の放課後児童クラブで、プールを利用していた小学1年生の6歳の男の子が溺れ死亡した事故で、滋賀県が県内の放課後児童クラブのプール活動について実態調査を行った結果、プール活動をしているクラブのうち約6割のクラブが、事故防止マニュアルを用意していないことがわかりました。
先月26日、長浜市内の小学校に通う6歳の男児が屋外プールを利用中に溺れて死亡しました。男児はプールの浮きに覆いかぶさった状態で、見つかったということです。
当時、学童保育で小学1年生から6年生の45人がプールを利用し、職員4人が監視にあたっていて、警察が安全管理に問題がなかったか当時の状況を調べています。
この事故を受け、滋賀県は、県内の約330の放課後児童クラブのプール活動についての実態調査を実施しました。
その結果、プール活動を実施していると回答した70のクラブのうち、約6割にあたる41のクラブで事故防止マニュアルを用意していないことが判明しました。
また、12のクラブで、応急手当の講習を受けた職員が1人もいなかったことが明らかになり、県の担当者は、「マニュアルや安全計画を早急に作るよう働きかけていきたい」としています。
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