大気不安定「こまめに最新情報の確認を」 2日も山沿い中心に天気の急変に要警戒【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG

大気不安定「こまめに最新情報の確認を」 2日も山沿い中心に天気の急変に要警戒【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG

大気不安定「こまめに最新情報の確認を」 2日も山沿い中心に天気の急変に要警戒【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG

大気が非常に不安定になる中、関東は大荒れの天気となりました。
大雨や雹など、今夜にかけて天気の急変に注意が必要です。

■大気不安定 激しい雷雨・ひょう被害も

斉藤慎太郎キャスター:
TBSのある東京・赤坂でも、昼過ぎから大きな雷の音とともに激しい雨が降りました。
正午からの様子を見ていくと、関東各地で雨そして雷も発生していました。

広瀬駿 気象予報士:
雷雲は南下傾向ですが、この後のことを考えると、また北関東で雷雲が発達してるので、8月1日は夜遅くにかけて天気の急変に十分注意が必要な状況が続きそうです。

齋藤キャスター:
これからも注意が必要ですが、実は7月31日もですね、ひょうが発生していました。
群馬・高崎市では地面一面をひょうが覆っています。さらに、車のフロントガラスが割れるという被害も起こっています。

これらは7月31日の話ですが、7月には広い範囲で、ひょうの被害を受けています。

▼7月4日
群馬・前橋市ではゴルフボールくらいの大きさのひょうが降り、屋根が破損してしまう被害がありました。同日に、山梨・忍野村でもひょうが降っています。

▼7月27日
長野・伊那市では、トタンの壁が穴だらけになてしまっています。

▼7月12日
長野・上田市では葉物野菜に穴が開いてしまう被害、これはかなり被害も大きくなると思われます。

このように、各地でひょう被害を受けているという状況があります。

■そもそも“ひょう”はなぜ起こる?

そもそも、“なぜひょうが起こるのか”。まず、雨がどのようにしてできるのか、から見ていきます。

雨雲の中には、氷の粒があります。この氷の粒が気流によって上がったり下がったりしています。
この氷の粒が落下して「溶けた場合=雨」となって降る。これが雨のメカニズムです。

そこから、ひょうを考えていきます。雨雲が発達していくと氷の粒というのが大きくなっていきます。大きくなった氷の粒が一気に降る。これらが「雨で降った場合=ゲリラ豪雨」、「氷で降った場合=ひょう」になる、と。

広瀬 気象予報士:
いま雲の高さは大体12~13kmぐらいありますが、もう5000m~6000mぐらいでマイナス6℃、雲の半分ぐらいが氷でできています。強い上昇気流が発生して、どんどんひょうが大きくなって溶けきらずに落ちてる。
大体5センチぐらいのひょうが落ちるスピードが時速120キロぐらい。野球のピッチャーが投げる球ぐらいの速さでひょうが落ちてきてしまうので、それが当たると怪我をしてしまう、というわけなんですよね。

■ひょうや雷が発生したら“突風”にも注意!

齋藤キャスター:
ひょうとセットになるのが雷ですが、「発雷確率」というものを8月1日と2日で比較をしていきますと2日も1日ほどではないですが、少し注意が必要ですか。

広瀬 気象予報士:
2日も山沿い中心に天気の急変がありそうです。ひょうや、雷の際は竜巻などの激しい突風も起こりやすいので、そういった情報が発表され、外が暗くなっていたら、できるだけ建物の中で過ごすようにしてください。

ホランキャスター:
本当にゲリラ豪雨と呼ばれるものがいつ来るかわからないので、降っていないときに対策したいですよね。

日比麻音子キャスター:
空をよく見ておく、そして何かあったときどういった行動すればいいのか、やはり「避難をする」というのは大事な判断ですね。

広瀬 気象予報士:
とにかく「外に出ない」というのが重要になるかと思いますので、こまめに最新情報を確認するようにお願いします。

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