母親も逮捕…父娘で“ノコギリ”など購入 自宅から頭部発見 札幌“切断遺体”(2023年7月25日)

母親も逮捕…父娘で“ノコギリ”など購入 自宅から頭部発見 札幌“切断遺体”(2023年7月25日)

母親も逮捕…父娘で“ノコギリ”など購入 自宅から頭部発見 札幌“切断遺体”(2023年7月25日)

札幌・すすきののホテルで起きた殺人事件で、田村瑠奈容疑者(29)と田村容疑者の父親・修容疑者(59)に加え、新たに母親の田村浩子容疑者(60)が25日に逮捕されました。

これで家族3人全員が逮捕されました。浩子容疑者の容疑は、24日に逮捕された2人と同じです。

事件発生から3週間あまり。一家が暮らしていた自宅から、24日、人の頭部が見つかりました。歯形を調べたところ、ホテルで首を切断された男性(62)と特定されました。

警察は、浩子容疑者も自宅に人の頭部があったことを認識していたとみて捜査しています。

浩子容疑者を知る人:「奥様は、ちょくちょく来るんです。ちょっと虫がいると、浩子容疑者は虫が好きなので。ゲンゴロウも育てていて、ご主人と2人で『放して来た』『元気に泳いでいきましたよ』と報告がありました」

仲睦まじい姿を見せていた夫婦の事件後の様子を尋ねました。
浩子容疑者を知る人:「(Q.この1~2週間で覚えていることは)いや、全然ない。お会いできなかったし。あげたいものがあってインターホン押しても、全然、出てこない。あるとき、お会いできたときに、お勤めかな、はっきり言いませんでしたけど『朝早く留守にしています』ということでした」

修容疑者は、医師として、たびたび講演に参加していました。修容疑者を知る病院関係者によりますと、事件後も、普段通り働いていたといいます。
修容疑者が勤める病院の関係者:「患者さんにも親身に寄りそう先生で、同業者のほかの病院関係者からも、すごく好評で。ちょっとでも体調の変化があったら、すぐにでも相談したくなる先生だったと聞いている」

ひとり娘の瑠奈容疑者については、こんな話をしていたそうです。
修容疑者が勤める病院の関係者:「先生の娘さんが引きこもりだったということで、そういう話を(職員に)しているという話はしていた。優しかったので、家族に対する愛情も大きかったのかな」

かつて、修容疑者の診察を受けたことがあるという女性は、こう話します。
修容疑者の“患者”:「悩みを誰にも相談できないと先生に伝えたら、『私にも、あなたと同じ年ごろの娘がいる。悩みは親に相談した方がいい。親ならば、全力で子どもを守る』と諭された」

警察によりますと、今回の事件で、修容疑者は現場付近まで車で娘を送って、その後、迎えに行った可能性があります。

事件への関与は、それだけではなさそうです。修容疑者と瑠奈容疑者の2人は、事件の前、札幌市内にある小売店を訪れ、刃物のようなものや、スーツケースを購入したとみられることが捜査関係者の取材で新たにわかりました。

刃物のようなものは、ノコギリだったことも明らかになりました。スーツケースなどと一度に購入したのかどうかは、わかっていません。

ホテル周辺の防犯カメラには、事件が起きたあと、スーツケースを引いて歩く瑠奈容疑者とみられる人物が映っていました。

警察は、父親と娘が、計画段階から共謀して犯行に及んだ可能性もあるとみて、調べを進めています。3人の認否については、明らかにされていません。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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