今年の路線価「100年に一度」の再開発進む中野駅前は大幅上昇 中野サンプラザ跡地には高層ビル計画｜TBS NEWS DIG
国税庁は、相続税などの申告で土地の評価の基準となる「路線価」を発表しました。1位は38年連続で銀座でしたが、大規模な再開発が進むことで、意外な街でも路線価が上昇しています。
東京・中野区のシンボル「中野サンプラザ」。数々の有名アーティストがコンサートを行うなど、多くの人に愛されましたが、老朽化に伴い、きのう50年の歴史に幕を下ろしました。
一方で、街には新たな動きも。
記者
「東京・中野駅前です。今まさに再開発のための工事が進んでいます」
実は今、中野駅周辺ではいくつもの再開発工事が進み、「100年に一度の再開発」とも呼ばれています。
「中野サンプラザ」の跡地を含むエリアには、7000人収容のホールやホテルなどが入る、高さ250メートルほどの高層ビルが建つ計画が進められています。
その期待は数字にも表れました。
国税庁がきょう発表した、土地の評価の基準となる「路線価」では、前の年から8.5%も上昇したのです。
なぜ、これほど伸びるのでしょうか？
都市未来総合研究所 平山重雄 常務研究理事
「（中野の特色は）アニメであったり、あるいは音楽系であったり、特色のある地域で行われる再開発という意味で注目度も高いんだろうと思います」
きょう発表の路線価ではほかにも、首都圏で大きく上昇した場所は▼JR横浜駅の北側エリア（14.2%）や、▼神奈川県厚木市の本厚木駅前（12.2%）で、いずれも再開発が進んでいる街でした。
今年の路線価は全国平均で前の年から1.5%上昇。都道府県別では、住宅需要が高まる北海道が全国トップでした。
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