市川猿之助容疑者「週刊誌報道があり家族会議でみんなでさよならすることにした」母親への自殺ほう助疑い 警察署はテントで目張りの異例対応｜TBS NEWS DIG
記者
「猿之助容疑者を乗せたとみられる車が目黒署に到着しました」
けさ、事態が急展開しました。捜査車両に乗せられたのは、歌舞伎俳優の市川猿之助容疑者（47）。猿之助容疑者は先月18日、自宅で意識がもうろうとした状態で見つかり、父親の市川段四郎さん（76）と母親の喜熨斗延子さん（75）も倒れているのが見つかり、死亡が確認されました。
猿之助容疑者（逮捕前の任意聴取で）
「3人で死んで生まれ変わろうと話し合い、両親が睡眠薬を飲んだ」
逮捕前、こう話していたという猿之助容疑者ですが、警視庁は、猿之助容疑者が睡眠薬を用意して母親の自殺を手助けした疑いが強まったとして、逮捕状を取得。そして今朝…
記者
「午前8時です。捜査員の姿が見えます」
猿之助容疑者が入院していた病院には警視庁の捜査員とみられる人の姿が…
記者
「車はテントの中に入り、中の様子をうかがうことはできません」
身柄が入った警視庁目黒署にはテントが設けられ、その中で猿之助容疑者を車から降ろすという「異例の対応」が取られました。
その後、逮捕された猿之助容疑者は取り調べに対し…
猿之助容疑者(供述)
「両親が自殺する手助けをしたのは間違いありません。私も両親の後を追って自殺するつもりでした」
こう供述して容疑を認め、取り調べには素直に応じているということです。なぜ犯行に及んだのか？これまでの任意の取り調べでは、動機をこう語ったといいます。
猿之助容疑者（逮捕前の任意聴取で）
「週刊誌報道があり、家族会議でみんなでさよならすることにした」
事件当日に週刊誌が猿之助さんのハラスメント疑惑を報じていて、そのことを指しているとみられます。さらに…
猿之助容疑者（逮捕前の任意聴取で）
「なるべく苦しまずに死ぬ方法として、睡眠薬を飲んで眠った後にビニール袋を被せることにした。後始末は自分がすることになっていた」
しかし、このビニール袋や睡眠薬が入っていたパッケージは見つかっておらず、猿之助容疑者は「自宅近くのゴミ箱に捨てた」と説明したということです。
人気の歌舞伎俳優の逮捕に、波紋が広がっています。
「ショックですね。猿之助さんの歌舞伎を見たいです、好きなので」
「これから未来の歌舞伎をつくって欲しい人だったのに、なぜそういう…」
松竹は「このような事態に至りましたことを重く受け止めております」とコメントしています。
警視庁は今後、父親が死亡したいきさつなどについても詳しく事情を聴く方針です。
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