「あなた1人が騒いでいるだけと何度も言われた」現役女性自衛官が空自のセクハラ訴えた国賠訴訟 国側は争う姿勢｜TBS NEWS DIG
航空自衛隊の女性自衛官がセクハラ被害を訴えたのに自衛隊が適切な対応を取らなかったとして、国に損害賠償を求めた裁判の第一回口頭弁論が開かれ、国側は争う姿勢を示しました。
原告の女性自衛官
「（幹部から）あなた1人がセクハラって騒いでいるだけなんだよって何度も言われて、屈辱的な思いをした」
現役の女性自衛官は那覇基地に所属していた2010年以降、同僚の男性自衛官から当時の交際相手との性行為について尋ねられるなどのセクハラ被害を受けたにもかかわらず自衛隊が配置転換などの適切な対応を取らなかったと訴えています。
女性は国に1100万円余りの損害賠償を求めていますが、きょうの第一回口頭弁論で国側はセクハラの事実は認めたものの、争う姿勢を示しました。
原告の女性自衛官
「セクハラは無くなるとは思っていません。ただ、ここで一度、大きな終止符を打ちたいと思っています」
女性は法廷でも意見陳述を行い、「後輩たちがこれ以上ひどい目にあわないために自分の被害を無かったものにはできない」と訴えました。
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