渡邊雄太が語る NBAで5シーズン戦えた要因…自分の武器は「3Pシュート」 8月のW杯へ(2023年5月26日)
NBA(アメリカプロバスケットボール)、ネッツの渡邊雄太選手(28)。
NBA5年目の今シーズン、移籍したネッツで輝きを放ったのは“得意の3Pシュート”。一時は50%を超える成功率を誇り、リーグトップを記録。シーズン通しても、44%と自己最高の数値をたたき出しました。
さらに、出場試合数や平均プレー時間、平均得点など多くの項目で自己最高成績。世界最高峰の舞台で輝き続ける、渡邊選手に迫ります。
■5シーズン在籍中…“NBAの厳しさ”どう感じた?
ヒロド歩美アナウンサー:「注目していただきたい数字が『選手の平均在籍年数』です。NBA選手の平均在籍年数は4.46ということで、5年に満たない世界なのです」
大越健介キャスター:「それだけサバイバルが激しいと。でも、渡邊選手はNBAで5年戦い抜いた。どうやって5年間生き抜いてきたんですか?」
渡邊選手:「僕もずっと、ギリギリのところにいるんですけど、常に上を目指して向上心を持ちながらやっている。なので、気付いたら5年終わっていたという感じです」
大越キャスター:「NBAデビューの時、5年というのは頭にありましたか?」
渡邊選手:「あの時は、そこまで具体的に何年とかは考えていなかったです。一日一日を必死に」
ヒロドアナ:「この5年間の中で振り返った時に、NBAの厳しさというのは、最初どのように感じましたか?」
渡邊選手:「チームメートだったり、色んな選手がどんどんカットされて、新しい選手が入ってくるのを間近で見ているので。次は自分なんじゃないかと思う日もありました」
ヒロドアナ:「過去にSNSのツイッターで、『改めて厳しい世界だ』とつぶやかれていた。それは、そういう意図で?」
渡邊選手:「そうですね」
小木逸平アナウンサー:「ちょっと成績が悪いと、すぐ外されちゃうという危機感をずっと持っている?」
渡邊選手:「ずっと持っています。特に僕みたいな選手は、それで切られてもおかしくないので。毎日、ストレスがすごいですよ」
ヒロドアナ:「それはどう発散されます?」
渡邊選手:「おいしいものを食べたりとか」
■「体の強化」ポイントは“体重を増やしすぎない”
安藤萌々アナウンサー:「以前、渡邊選手とお会いした時に背が高い、大きいとなりましたけど。『僕なんて全然。フィジカルモンスターと戦っている』とお話しされてました。そこに関して、ご自身の進化はありましたか?」
渡邊選手:「体も毎年強くはなってきてると思います。身長はもちろん止まっていますけど。でも、体をもっと強くしなきゃいけないので、結構力を入れてやっている。なので、かなり強くなってきたかなとは」
大越キャスター:「写真見ると、明らかに体が強くなってる」
渡邊選手:「たまにこうやって見返すと、自分でも思います」
小木アナ:「どういうところを中心に鍛えて、フィジカルモンスターたちと戦うんですか?」
渡邊選手:「僕は1回、体重を増やしたことがあったんですが、重すぎて動けなくなった。だから、体重をあまり増やしすぎずに強くしていく」
■武器は“3Pシュート” 環境の激変はどう感じた?
ヒロドアナ:「もう1つ注目していただきたい数字が、『渡邊選手のNBAでの主な成績』です。この5年間、数字を見ていくと年々、上がっています」
安藤アナ:「今シーズンは特に3Pシュートの印象が強かった。改めて今シーズン振り返って、ご自身の強みとなっていたところは?」
渡邊選手:「間違いなく3Pシュートは自分の強みになっていて、相手からも相当警戒されていました。自分もかなり自信を持って毎試合、打てたので、自分の武器と言っていいと思います」
大越キャスター:「どうやって自分の武器と言えるまでに磨いてきた?」
渡邊選手:「1日で急に変わったりはしないので、毎日練習を積み重ねて。今年ようやく自分の武器として言えるようになったという感じです」
小木アナ:「今シーズンは、シーズンの途中で主力の選手たちがトレードで急にいなくなったり、チームもガラッと変わりましたが、どう感じていた?」
渡邊選手:「すごいレアなケースだと思います。僕たちは、優勝を目指せるチームだったので、その中で主力があれだけ抜けて、新しい選手が入ってきた。自分の役割も変わりますし。ただ、そういう世界だというふうに割り切ってやるしかなかった感じです」
■8月にバスケW杯 「日本でのプレーすごい楽しみ」
大越キャスター:「渡邊選手は今28歳ですが、バスケットボール選手の場合、28歳はぐっと力が上がってくる年齢なんですか?」
渡邊選手:「28歳から30歳くらいが、選手としてピークの時期かなと思います」
大越キャスター:「これからさらに強くなって存在感を増していくための、ご自身が考えるポイントはどういうところ?」
渡邊選手:「3Pシュートは、もっと磨いていかなきゃいけないなと思いますし、体の強さももっと強くしなきゃいけない。それは今後も重点的にやっていけたらという感じです」
ヒロドアナ:「今後、ワールドカップが控えていますが、改めて8月に行われるバスケットボールワールドカップへの思いはどうですか?」
渡邊選手:「僕はずっとアメリカにいて、日本でお客さんの前でプレーすることはなかなかないので、そういった意味では本当にすごい楽しみです」
ヒロドアナ:「我々も8月のワールドカップを盛り上げていきたいと思いますので、頑張ってください。応援しています」
(「報道ステーション」2023年5月25日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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