性被害訴える元ジャニーズJr.らが法整備求め署名活動を開始　ジャニーズ事務所は「相談窓口の設置」など対策発表

性被害訴える元ジャニーズJr.らが法整備求め署名活動を開始　ジャニーズ事務所は「相談窓口の設置」など対策発表｜TBS NEWS DIG

ジャニー喜多川氏からの性被害を訴えている元所属タレントの男性が会見を開き、性被害の再発防止に向けて法整備を求める、署名活動を始めたことを明らかにしました。

元ジャニーズJr. 橋田康さん
「行為が終わってジャニーさんが部屋からいなくなると、すぐに起き上がってシャワールームに行きました。体を洗い流しているうちに、涙が自然と出てきて止まらなくなりました」

ジャニー喜多川氏からの性被害を訴える複数の元ジャニーズJr.のうちの1人、橋田康さん（37）。きょう、都内で会見を開き、性被害の再発防止に向け、法改正の必要性を訴えました。

元ジャニーズJr. 橋田康さん
「現在の児童虐待防止法は、子ども達を守るのには十分ではないと感じた。どこかの党の支持者ではなく、超党派でこの問題に取り組んでほしい」

法改正をめぐっては立憲民主党がけさ、虐待の加害者を「保護者」に限らず、地位を利用した第三者にも対象を広げる法律の改正案を国会に提出しています。

橋田さんは法改正を実現させるため、同じく性被害を訴える元ジャニーズJr.の男性らと共に、署名活動を開始したことを明らかにしました。また、同じように被害を受けた元ジャニーズJr.の声を集め、ジャニーズ事務所に伝えるための相談窓口を設けるということです。

元ジャニーズJr. 橋田康さん
「ジャニーズ事務所には実際にあったことを事実と認め、被害者たちへの謝罪と対応を求めたい。そして一刻も早くクリーンなジャニーズ事務所として生まれ変わってほしい」

橋田さんは、ジャニーズ事務所の藤島ジュリー景子社長が、今月14日に公開した見解のなかで、ジャニー氏の性加害について「知らなかった」と説明したしたことについては。

元ジャニーズJr. 橋田康さん
「信じません。知らなかったということはないと思っています」

一方、ジャニーズ事務所は先ほど、「相談窓口の設置」など対策を発表しました。

「今回の問題については、声を上げたかどうかに関わらず、所属経験のあるすべてのタレントへの心のケアが最重要と考えている」として、所属経験者を対象に外部機関による「心のケア相談窓口」を今月31日に設置するということです。

また元検事総長の林眞琴弁護士ら外部の専門家3人による「再発防止特別チームの設置」などをあわせて発表しました。

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