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少年事件の記録廃棄問題で最高裁判所が謝罪「不適切な対応だった」経緯や原因を示した報告書を公表
神戸児童連続殺傷事件など、重大少年事件の記録が、全国の家庭裁判所で廃棄された問題で、最高裁判所は25日、廃棄の経緯や原因を示した報告書を公表しました。
25日、最高裁判所が開いた会見。
最高裁判所・小野寺真也総務局長
「今回の一連の問題は、最高裁による不適切な対応により起因しております。後世に引き継ぐべき記録を失わせてしまったことについて深く反省をし、事件に関係する方々を含め、国民のみなさまにお詫び申し上げます」
報道陣に配られたのは150ページを超える最終報告書でした。
「少年事件の記録は速やかに廃棄すべきものという認識」
「特別保存(永久保存)に対する消極的な姿勢が定着」
重大事件の記録は、なぜ廃棄されたのか?そして、同じ過ちを繰り返さないための対策とは?
26年前に起きた神戸児童連続殺傷事件。当時10歳の山下彩花さんと11歳の土師淳くんが殺害され、遺体の一部は神戸市須磨区の中学校の正門で見つかりました。
加害者は、自らを「酒鬼薔薇聖斗」と名乗っていた当時14歳の少年です。事件当時、少年審判の傍聴や事件記録の閲覧は遺族ですら認められていませんでした。
これに異を唱え続けた淳くんの父・土師守さん。
亡くなった淳くんの父・土師守さん
「加害少年がなぜどうして私たちの子どもの命を奪ったのか。知ることは亡くなった子どもに対する遺された私たちの義務だと思っていました」
この事件を機に少年法は厳罰化され、資料の閲覧やコピーも3年以内に限り可能に。
しかし去年10月に「記録廃棄」が発覚。
最高裁判所が"社会の耳目を集めた事件"の記録は、事実上、永久保存することを求めていたにもかかわらず、神戸家庭裁判所は、すべての記録を12年前に廃棄していたのです。
神戸家庭裁判所では、資料を永久保存する場合、所長が判断するものの、廃棄する場合には、所長の決裁は必要ないとしています。
当時の所長は…。
「永久保存(特別保存)について相談を受けた記憶はない。当時の人たちがどのような手続きがあったのか、理解していなかったのでは」
亡くなった彩花さんの父・山下賢治さん
「なんでそんな簡単に廃棄できるのか。伝えていくっていうのが、だんだんおろそかになっていく、終わったことじゃないかと、みんな捉えてしまう。でも遺族からみれば終わっていない。」
その後、事件記録の廃棄が全国の家庭裁判所で起きていたことが発覚。事態を重く見た最高裁は有識者委員会を立ち上げ、記録の保存と廃棄のあり方について、検討を重ねてきました。
亡くなった淳くんの父・土師守さん
「一般国民の常識と司法の常識には乖離があるなとものすごく思いました」
淳くんの26回目の命日となった24日、土師守さんは、手記を寄せました。
「遺族の事件記録を閲覧したいという思いを蔑ろにするような行為は、絶対に許されるようなことではない」
最高裁の幹部が、25日午後3時から記者会見を行い、記録廃棄の経緯について説明しました。
最高裁判所の小野寺真也総務局長
「廃棄担当の管理職が、破棄時の所長を含む複数の管理職に話を持ち掛けたものの、所長は廃棄の前提として、自身が特別保存(永久保存)するか否かの検討をしなければならない立場にあるという認識がなく、明確な判断を示さず、他に意見を述べる者もいなかった。そのため、廃棄担当の管理職が、自分で判断しなければならないという風に考えて、本件記録を2項特別保存(永久保存)に付するかどうかについて、廃棄時の所長に対して、正式に諮らなかったものである。(最高裁は)2項特別保存(永久保存)の具体的かつ客観性のある基準や、認定プロセスの整備について、指示をすることはなかった。下級裁判所を指導監督するべき立場として、これらの最高裁の対応は、誠に不適切であったと言わざる得ない」
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