【進化するクリーニング店】洗濯ブラザーズがプロの技を伝授! 24時間営業の無人店舗!
お気に入りの一着を汚してしまって困ったときや、大事な一着を少しでも長く着たいと思ったときに利用するクリーニング店。衣替えの時期には特に重宝しますよね。そんな中、いま24時間営業のお店や水洗いにこだわったお店など進化しているクリーニング店が増えてきているんです。米澤かおりキャスターが取材しました。
米澤キャスターが訪れたのは、東京・世田谷区にあるクリーニング店リブレ三宿。こちらは、劇団四季やシルク・ドゥ・ソレイユなど国内外のアーティストの衣装を独自の水洗いでクリーニングする洗濯職人、洗濯ブラザーズのお店です。水洗いで1点1点手洗いしてくれるので、デリケートな衣類でも汚れがよく落ちると人気です。
今回は、プロ直伝! 洗濯ブラザーズの二男、茂木康之さんに家庭でもできる”水洗い”を教えてもらいました。クリーニングするのは、米澤キャスターが4年前に買ったトップス。過去の取材のときでも着ていた服、見た目はキレイですが…
リブレ三宿 洗濯ブラザーズ 茂木康之さん
「ちょっと袖口とか裏側が…」
米澤かおりキャスター
「やだー。結構汚い」
リブレ三宿 洗濯ブラザーズ 茂木康之さん
「あとファンデーション」
米澤かおりキャスター
「これメイク汚れですね。袖口の汚れは気付きませんでした…」
まずはプレウォッシュという作業。用意するのは一般的な洗濯用洗剤と水を1対1で混ぜたスプレー。汚れている場所に吹きかけて、生地が傷まないようにブラシでたたいて染み込ませます。
米澤かおりキャスター
「どんどん落ちていく」
次はあらかじめ水10リットルに洗剤5ccほど入れてよく混ぜてから衣類を投入。そして3分間押すように洗います。そして一番のポイントは洗った後。実はこの時点で汚れはまだ落ちていないため、すすぎの前に一度洗濯機で脱水することで、繊維の奥にある汚れを取り除けるそうです。ちなみに洗濯ネットは、服が動かないようにネットを結ぶと生地が傷みにくいそうです。1分間脱水をしたら、水で3分間押すようにすすいで、さらに脱水をして水洗いは完了!
米澤かおりキャスター
「すごい! 真っ白!!」
リブレ三宿 洗濯ブラザーズ 茂木康之さん
「洗濯機任せだとこれだけ汚れているとわからない。この服頑張ってくれたねとか、感謝して洗ってほしい」
お気に入りの一着を長持ちさせるために大事なクリーニング。実はいま低価格カジュアルファッションの流行などでクリーニング業界の市場規模が縮小し、20年前のおよそ半分になっています。
そんな中、神奈川県横浜市で見つけたのは、ロッカーを利用した無人のクリーニング店。専用のアプリに登録すれば、24時間いつでも、服をロッカーに入れるだけでクリーニングしてもらえるんです。ロッカーに入れた服は、その日のうちに回収され、シミやほつれがあるかなどの検品結果をアプリで通知します。シミ抜きなどについてメッセージで相談することもできます。受け取りもロッカーなので並ぶ手間も省けます。また店内には、大型のロッカーもあり、衣替えの時期など大量の衣類をクリーニングに出すときにも便利!
ホワイト急便 熊島健太郎さん
「サービスとして様々な付加価値を提供。このような店舗も今後増やしていきたい」
市場規模が縮小しているクリーニング業界。私たち消費者のライフスタイルに合わせた進化が求められています。
(2023年5月19日放送「Oha!4」より)
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