Ｇ７サミット開幕へ 広島は歓迎ムード！お好み焼きもグローバルに 経済効果期待も観光地は生活に影響
Ｇ２０（主要２０か国・地域）大阪サミットから４年。世界の首脳らが再び日本に集結します。１９日から始まる「Ｇ７（先進７か国）広島サミット」。開幕を控える現地の様子を取材しました。
世界のリーダーたちが集結するＧ７広島サミット。
１９日の開幕を前に街は歓迎ムードに……。
中谷しのぶキャスター「グッズもここに……」
ひろしま夢ぷらざの高木統夫店長「エコバッグとかトートバッグとか。広島は酒どころでございますので、“Ｇ７のお酒”ということで、各蔵元から出品していただいているお酒、いろんな好みで買われているお客さんが多くいる」
サミットによる経済効果に期待が高まっています。
さらに、広島を代表するあの食べ物が……。
お好み焼・鉄板焼「ちんちくりん」井口店の岩田健司さん「お待たせしました。こちらがＧ７用に考案されたお好み焼きです」
お好み焼きがグローバルに！Ｇ７それぞれの国をイメージして考案されました。
こちらのお店では、生地の上に具を重ねるのが特徴の「広島風お好み焼き」に加え、牛肉をふんだんに使ったアメリカ、トリュフオイルを使用したイタリアなど４か国の味が楽しめます。
中谷キャスターが選んだのは……。
中谷「上に乗ってるのは何ですか？」
岩田さん「ポテトチップス、サクサクのが載っています」
中谷「イギリス風のアレンジ？」
岩田さん「フィッシュ＆チップスの『チップス』になります」
中谷「いいにおい。いただきます！おいしい！天ぷらが入っていますね。食べたことない味です」
岩田さん「コイワシの天ぷらが入っています」
中谷「Ｇ７サミットで期待することは？」
岩田さん「盛り上がって、お店に出向いてもらって、お好み焼きをたくさん食べてもらえることが一番期待しています」
影響は広島随一のあの観光地にも。
中谷「宮島が近づいてきました。あちらに世界文化遺産の厳島神社大鳥居も見えます」
日本三景の一つに数えられ、神の島とも呼ばれている宮島。
関西からも多くの観光客が訪れる人気スポットですが、島に橋はかかっておらず、船が主な交通手段です。
今回のサミットでは、Ｇ７の首脳やその配偶者たちも訪れる予定になっていますが、この宮島でもある変化が……。
中谷「ここは公園で、元々芝生が広がっているはずのグラウンドなんですが、鉄板が敷かれていますね。２つ大きな四角形の、ヘリポートですね」
宮島の玄関口「フェリー乗り場」から約３キロのところにある包ヶ浦（つつみがうら）自然公園。
以前は、鹿が多く集まるのどかなグラウンドでしたが、首脳たちがヘリコプターで移動することも想定し臨時のヘリポートが設置されたのです。
さらに、ヘリポートからフェリー乗り場までを結ぶ道路も新たに舗装工事が行われました。
中谷「きれいになった姿を見て、どうですか？」
カープタクシー運転手の末田孝子さん「うーーんまぁ個人的なあれやったら、昔の方がええような気がする。あまりきれいにきれいにせんでも。宮島のそのままを映した方がいいような気がする」
サミットが近づくにつれ、島民の生活にも少なからず影響が出ています。
中谷「“識別証”送付……、今来たんですか？」
天野商店の天野信枝さん「そうそう。今開けたところ」
中谷「これがないと島に入れない」
天野さん「通れないですよね。おそらく」
サミット期間中は住民でさえも、島への出入りに「識別証」が必須になり、観光客は原則、島に入ることができません。
中谷「５月は観光客の方も多い」
天野さん「多いですよ。すごく多い」
中谷「その中で３日間休みというと」
天野さん「しょうがないですね、協力します」
一方で、期待の声も……。
お食事処「快心友」の上村敬治さん「ここが世界遺産だったり、広島が被爆している場所というのがあるので、そういうところに少しでも興味が向いて、実際に来てみて、体験する機会が増えてくれたらうれしいです」
世界が「ヒロシマ」に注目する３日間がまもなく始まります！！
