タイ総選挙で野党勢力が過半数獲得 “親軍政権”交代に追い風か｜TBS NEWS DIG
事実上の軍政が続くタイの総選挙は15日未明に大勢が判明し、政権交代を目指す2つの野党が過半数を獲得しました。
4年ぶりとなるタイの下院総選挙では、9年前にクーデターを起こした軍の影響が残る与党側が劣勢に立つ中、2つの野党が激戦を繰り広げました。
地元メディアや選挙管理委員会の非公式の開票結果によると、王室改革などを掲げ急速に支持を伸ばした「前進党」が定数500のうち最多のおよそ150議席を獲得。
タクシン元首相派の最大野党「タイ貢献党」は、およそ140議席をとり、2つの野党で過半数に達した形です。
選挙後の首相指名は、軍が任命した250の上院議員も合わせた投票で決まることから、前進党は政権交代に向けタイ貢献党と連立を組む考えを示しています。
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