投資やギャンブルなどで数百万円の借金 殺人容疑で逮捕の現役中学教諭・尾本幸祐容疑者（36）逮捕前に「荷物を運ぶのを手伝ってほしいと言われた」と被害者宅に入ったことを認める｜TBS NEWS DIG
捜査員に連れられ、まっすぐ前を見て歩く男。殺人の疑いで逮捕され、きょう送検された、江戸川区立の中学校教諭・尾本幸祐容疑者（36）です。
尾本容疑者の元教え子
「普通に授業中は優しい先生で、周りの人からは『おーちゃん先生』て言われてて」
「おーちゃん先生」と呼ばれ、人気があったという尾本容疑者。その後の取材で、投資やギャンブルなどで数百万円の借金を抱えていたことが新たにわかりました。
今年2月24日、江戸川区の住宅に侵入し、帰宅した山岸正文さん（63）の顔などを刃物で複数回刺し、殺害した疑いがもたれています。
近所の人
「息子さん（山岸さん）は刺されて血も乾いてるみたいな感じで、それでもう息子さん（山岸さん）も目を見開いて。生きている様子がなかったと聞いたわけ」
1階の玄関近くに仰向けの状態で倒れていたという山岸さん。顔には複数の切り傷があり、その後、死亡が確認されました。
こちらは事件のおよそ1時間前、現場から1キロほど離れた場所で尾本容疑者の姿を捉えた防犯カメラです。手袋をはめ、上下黒い服を着てフードを被っている様子が確認できます。
山岸さんの自宅は尾本容疑者の勤務先の中学校から徒歩でわずか5分ほどの距離でした。
事件当日の勤務状況について学校側は。
尾本容疑者が勤務する中学校校長
「（事件の）当日は定期考査があり、午後、生徒は下校している時間帯なので、彼はその日は休暇を申請していました。（Q.1日休み）半日休暇です」
その後の捜査関係者への取材で、尾本容疑者が投資やギャンブルなどで数百万円の借金を抱え込んでいたことが新たにわかりました。
尾本容疑者
「事件には関わっていません」
逮捕後の取り調べでは殺人の容疑を否認し、いまは黙秘に転じているという尾本容疑者。逮捕前の事情聴取ではこう話していたといいます。
尾本容疑者
「学校から駅に向かう途中、男性から『荷物を運ぶのを手伝ってほしい』と言われ、家に入ったことがある」
警視庁はきょう、勤務先の中学校にも家宅捜索に入っていて、金銭目的や恨みなどあらゆる可能性を視野に動機を調べています。
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