「放課後に塾が入る」新たな形…外部委託で補習など 委託される側も実は元教員が多く（2023年5月11日）
今、教育現場で起きている深刻な「教員不足」。そんな中、補習授業など放課後の学習を支える新たな動きがあります。
難関校への合格実績が高い首都圏の個別指導塾が、全国の学校を対象に展開しているのが、「学校に塾が入る」という新たな放課後の形です。
（スクールＴＯＭＡＳ・常務取締役 岩田政行さん）
「学校の中で（塾の）教室を我々の方が委託で運営するというのを受けておりまして。先生はどうしても業務の過多で（補習をみることが）できないというのが現状でした。そこを私たちの塾でできないかと言われたのがきっかけですね」
公立高校を含めて全国で８０校、関西でも奈良の西大和学園など３０校で行われていて、個別指導を基本に学習支援しています。実はこの会社の社員の約半数が元教員で、多くが長時間労働により体調を崩して現場を退かざるを得なかった事情を抱えていました。
（スクールＴＯＭＡＳ・常務取締役 岩田政行さん）
「私たちの会社に入ろうとしている元教員の人たちの動機は、やはり現場の先生方の大変さを理解しているといったところからですね、先生方の大変な部分をサポートできるという喜びでここにきておりますので」
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