ＧＷ３日目 平日も関西の観光地は混雑 水際対策終了で外国人観光客も増加、百貨店に免税カウンターも
４月２９日から始まった最大９連休のゴールデンウィーク。３日目の５月１日は“谷間の平日”ですが、関西各地の観光地では混雑が続いています。
ゴールデンウィーク３日目のこの日、京都の観光地は多くの人で混雑しています。特に目立つのは日本を満喫する外国人観光客の姿です。
韓国からの旅行客「（Ｑ、京都はいかがですか？）ベリーグッド！」
大手旅行代理店（ＪＴＢ）の調査によると、今年のゴールデンウイークに国内旅行に出かける人は昨年の１・５倍に増える見通しです。
横浜から来た観光客
父親「この子が鉄道が好きで、京都の鉄道博物館に」
子ども「興奮しすぎて寝れてない」
「掘って楽しい！」
広大な干潟で知られる兵庫県たつの市の新舞子浜では、潮干狩りを楽しむ家族連れでにぎわっています。
今年はマスクの着用や密を避けるなどの制限がなく、初夏の日差しの下、心地よい浜風に吹かれながら家族連れらはアサリやハマグリなどを掘り出していました。
子ども「お母さんに見せる。お～あったぞ～」
母親「あったね。良かったね」
「あった、あった」「イェーイ」
子ども「（Ｑ、どうやって食べる？）味噌汁！」
潮干狩り場は６月２５日まで開かれていて、期間中は宝探しイベントなども行われます。
今年のゴールデンウィーク。うまく休みをとれば最大９連休となります。その大型連休初日の４月２９日、関空国際空港では連休を海外で過ごす人などで混雑しました。
「グアムに８泊で…１週間。日ごろのこと考えずにね」
「パリに行ってきます。海外はコロナ前以来ですね。満を持して行ってきます」
連休中に関空から海外へ出発する人は約１９万４０００人で、行き先別では韓国、東南アジア、台湾とアジアが上位を占めています。出発のピークは５月３日となりそうです。
その海外からの帰国がスムーズに！政府は大型連休初日の４月２９日午前０時に新型コロナの水際対策を終了しました。これにより海外から日本に帰国する際や外国人観光客が入国時に必要だったワクチン接種証明書などの提示も不要となっています。
スウェーデンからの観光客
「（Ｑ：入国手続きはスムーズですか？）はい、そう思います。ＱＲコードはとても便利です。（手続きが）とても早かった」
台湾からの観光客
「（Ｑ：ワクチン証明書は不要になりましたが？）いいですね。素晴らしいです」
水際対策が撤廃され、海外からの観光客の増加も期待されるなか、大丸心斎橋店ではコロナにより休業していた外資系の化粧品を扱う売り場がこの日、３年ぶりに再開しました。
すでにインバウンド消費は昨年から大幅に伸びているといい、この日もアジア圏を中心に外国人観光客の姿が見られました。さらにー。
木村智子記者「化粧品売り場の隣には大型の免税カウンターも併設されていて、買い物客はそのまま免税の手続きを行えるようになっています」
４月には大型の免税カウンターが先立って再開。規模はこれまでの３倍で、英語や中国語が得意なスタッフが対応しているということです。
台湾からの観光客
「このお土産のために免税手続きをしていました。とても便利です。買い物と免税手続きが一緒にできて」
大丸 大阪・心斎橋店の黒川延重マネジャー
「インバウンド客だけでなく国内のお客様も含めて、街に人出が戻ってきているので、そういった面での期待と、化粧品売り場としてはマスクを外せる環境も増えてくると思いますので、そういったところでメイクの楽しさをまたみなさんに味わってほしい。ちょうど中国の労働節という長期休暇があるので、そこでまたインバウンドの期待も高まっていると思う」
新型コロナがまもなく５類感染症に移行する中の大型連休。“観光需要”を取り戻せるのか、期待が高まります。
