【速報】五輪汚職「AOKI」前会長らに有罪判決 東京地裁
東京オリンピック・パラリンピックを巡る汚職事件で、東京地裁は21日、「AOKIホールディングス」前会長らに執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。
「AOKIホールディングス」の前会長・青木拡憲被告と弟で前副会長の寶久被告、元専務執行役員の上田雄久被告は、大会スポンサーの選定などで有利になるよう、組織委員会・元理事の高橋治之被告に依頼し、現金2800万円を賄賂として渡した罪に問われています。
東京地裁は21日の判決で、青木被告らに対し、執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。
3人はこれまでの裁判で起訴内容を認めた上で、前会長の青木被告は「私の不徳の致すところで、もっと謙虚に識者の意見を注意深く聞いて、判断すべきだった」などと述べていました。
また弁護側は、青木被告らは高橋被告の手口に巻き込まれ、利用されたと主張し、執行猶予付きの判決を求めていました。
一方、検察側は「大会を私利私欲のために利用し、国内外の信頼を失墜させた」などと指摘し、青木被告に懲役2年6か月、寶久被告に懲役1年6か月、上田被告に懲役1年を求刑していました。
(2023年4月21日放送)
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