保津川転覆事故 船頭と乗客の約半数の救命胴衣が手動式 自動式に切り替えている最中
京都府亀岡市の保津川で2人が死亡した転覆事故で、船の船頭と乗客のうち、約半数の救命胴衣が膨らませる作業が必要な手動式だったことがわかりました。
3月28日に保津川で起きた転覆事故では、船頭の田中三郎さん(51)と関雅有さん(40)が亡くなりました。関さんは救命胴衣を着用していましたが、手動で膨らむタイプで、発見時は膨らんでいませんでした。
運航組合は昨年に起きた知床観光船の沈没事故などを受けて、今年から救命胴衣を自動式に切り替えている最中でしたが、船頭と約半数の乗客は手動式だったということです。
保津川遊船企業組合の豊田知八代表理事「船頭は手動式。自動式だったら、(助かった)という可能性は思います」。
運航組合は31日朝も現場付近で遺留品の捜索を行っています。
コメントを書く