【猫を殺した】中学校で切りつけの男 周辺で相次ぐ猫の不審死に関与か(2023年3月1日)
埼玉県で10代くらいの男が中学校に侵入し、男性教員を刃物で切り付けました。男は先月から相次ぐ猫の不審死についても「猫を殺した」などと関与をほのめかしているということです。
■「先生切られた」中学校に“刃物男”
生徒たちがテストを受けていたまさにその時間、学校内で事件が起きました。
事件発生からおよそ1時間後、校庭に集められて座る生徒たち。上履きとみられるシューズを履いた生徒が多くみられることから、緊急事態が起こり、校庭に集められたとみられます。校内には大勢の警察関係者の姿がありました。
1日午後0時25分ごろ、埼玉県戸田市にある美笹中学校から入った110番通報の内容です。
教頭先生からの110番通報：「ナイフを持った人が学校にいてけが人がいます。男はすでに確保しています」
刃物のようなものを持った若い男が校舎の中に侵入。さらに教室の後ろから入ろうとしたといいます。それに試験監督をしていた60歳の男性教員が気付き、駆け付けた複数の教員とともに男を取り押さえたということです。その際、60歳の男性教員は上半身を複数回切り付けられて、病院に搬送。意識はあるということですが、けがの程度は分かっていません。
テストを受けていた生徒は教室の前方から避難。校庭に集まっていた生徒たちの教室が狙われていました。
在校生：「（Q.1、2年生は今、期末試験？）はい。自分も刺されるんじゃないかと不安で怖い」
取り押さえられた若い男は、殺人未遂の疑いで現行犯逮捕されました。男は身分証を所持していませんでしたが、10代とみられるということです。
逮捕された男：「切り付けたことに間違いありません。誰でもいいから人を殺したいと思いました」
現場となった美笹中学校・3年生：「（Q.門は三つですか？普段、正門や裏門は開いている？）はい。でも授業が始まると全部閉まっています」「（Q.昼休みは？）昼休みは開いている」「（Q.警備員は立っている？）立っていません」「（Q.誰でも入れるような感じ？）はい」
■「猫を殺した」 “刃物男”相次ぐ不審死に関与か
現場となった中学校はJR北戸田駅からおよそ2キロ。近くを流れる荒川を越えれば東京都です。
近隣住民：「普通の中学校ですけどね。私ここの中学校の卒業生なんですけど。特にそんなに問題があった学校ではないので」「（Q.荒れている子がいるとかは？）そういうのはないよね。荒れてるとかって」「全然そういうのは聞いてない」
現場周辺では先月、切断された猫の死骸が相次いで見つかる事件が起きていますが、1日に逮捕された若い男が「猫を殺した」と供述していることから警察では関連を調べています。
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