“禊”済んだ？ ファン・ビンビン「元気で家にいました」ベルリンで“空白の5年”語る(2023年2月24日)
巨額の脱税疑惑で物議を醸し、一時消息不明となった中国の国民的女優、ファン・ビンビンさんが、ベルリン映画祭のレッドカーペットに登場。空白の5年について自らの言葉で語りました。
ファン：「ビンビン！」「ビンビン先生ありがとう！」
ファン・ビンビンさん（41）：「丁寧な言い方ね」
気軽にサインに応じるのは、中国の国民的女優「ファンビンビン」さん。本人いわく、5年ぶりの撮影です。
ファン・ビンビンさん：「たくさんのファンが来て、この映画を見てくれてうれしいです」
ファン・ビンビンさんが世間を騒がせたのは2018年のこと。脱税事件で告発を受け、突如、消息不明になったファン・ビンビンさん…。中国当局から、日本円でおよそ146億円の支払いを命じられても、なお居場所が分からず、世界中がその行方に注目しました。
テレビ朝日も、何度もファンビンビンさんを探しに行っています。
事務所から出てきた女性：「（Q.（追納分の）税金はいつ納めるのですか？）（税金については）分かりません」
外務省報道官：「（Q.外国でも行方が注目されるファン・ビンビンさんの情報は？）これが外交問題だと思うんですか？」
映画に出ない間、高級エステ店を経営したことも…。
店のスタッフ：「（Q.こんにちは。ファン・ビンビンさんはいますか？）違います。申し訳ありませんがここはファン・ビンビンさんのお店ではありません」
その後も、活動再開のうわさがあるたびに話題になっていました。
長い空白の時間を経て23日、ドイツのベルリン国際映画祭に出席、レッドカーペットに返り咲いたファン・ビンビンさん。空白の5年について語りました。
ファン・ビンビンさん：「私はとても元気で家にいました。関連事項の処理も行いました。人の人生ってそれぞれ山あり谷ありで、谷底から上にはい上がるには非常に困難で大変です」
24日も、事務所があった場所を訪ねると…。
会社のスタッフ：「（Q.ここはファン・ビンビンさんの事務所があった場所）へえ、知りませんでした」
関係のない化粧品会社になっていました。
今回、ファン・ビンビンさんが主演を務める映画「グリーンナイト」は香港映画です。中国本土の映画で復帰とならなかった理由はなんなのでしょうか・・。
香港映画で女優活動を再開したファンビンビンさんですが、規制の厳しい中国大陸内での女優活動は、政治的リスクの面から二の足を踏む映画会社も多く、みそぎは完全に終わっていないと言えるかもしれません。
市民：「あまり他人の視線を気にせず、自分の選んだ演技人生を歩めばいいと思う」「（Q.もう国内の芸能界に戻っていいか）分からない。コメントできないな。脱税は中国ではとても敏感なこと」
厳しい声も聞こえてきます。
ファン・ビンビンさん：「5年間のブランクは非常に酷なものです。再びベルリンに来られて、また新たなスタートだと思います」 （C） CABLE NEWS NETWORK 2023
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