再審無罪の青木恵子さん2審でも『国の賠償責任を認めず』を不服として最高裁に上告（2023年2月21日）
２８年前に大阪市東住吉区で小学生が死亡した火災をめぐり無罪となった母親が国などに賠償を求めた裁判で、母親側は２月２１日に国の賠償責任を認めなかった大阪高裁の判決を不服として上告しました。
青木惠子さんは１９９５年、大阪市東住吉区の自宅に火をつけて長女（当時小学６年・１１歳）を殺害したとして服役しましたが、再審で無罪となりました。
青木さんは検察と警察の捜査や起訴が違法だとして国と大阪府に損害賠償を求めましたが、１審の大阪地裁は府に賠償を命じた一方で国の責任は認めませんでした。
また、２月９日には大阪高裁が１審と同様に、検察の起訴について違法性を認めず控訴を棄却しましたが、大阪高裁によりますと、青木さん側は２月２１日付けで大阪高裁の判決を不服として最高裁に上告したということです。
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