都心あす積雪か“警報級”交通にも影響 気象庁「不要不急の外出控えて」(2023年2月9日)
10日、東京都心でも雪が積もる恐れが強まっています。9日午後、気象庁は「警報級」の大雪になる可能性があるとして、不要不急の外出を控えるよう呼び掛けました。都内のホームセンターでは10日に備え、融雪剤が「品切れ」となる事態が起きていました。
天気は徐々に不安定になりつつあります。群馬県赤城山の湖は、吹雪でホワイトアウト。ワカサギ釣りどころではありません。
福島市内でも9日午前11時ごろ、突然、大粒の雪に見舞われました。吹雪による視界不良で北海道では車7台が絡む事故が起きました。3人が搬送され、いずれも軽症です。
東日本から北海道で雪や風が強まる場所もあった9日。10日は東京でも、警報級の大雪になる恐れがあります。
国交省災害対策室・岩崎等室長：「大雪の場合には、不要不急の外出は控えていただくよう」
低気圧や寒気の影響で10日は関東甲信地方の広い範囲で雪の恐れがあります。東京23区でも積もる可能性も…。雪に不慣れな都市部。人々は備えを急いでいました。
客：「予報によると、だいぶ降りそう。どうしても雪は気にしないといけない」「融雪剤、雪かきつらいから。腰痛めている。もっと痛めたら困る」
スコップや融雪剤など在庫は多めに用意していましたが、予想以上でした。オープンから2時間ほどで、融雪剤が品切れに…。
最後の融雪剤購入：「奥多摩は20センチ以上、積もるからやばい」
なにしろ警報級の大雪。客の警戒感がひしひしと伝わるといいます。
カインズラインマネージャー・最上智美さん：「融雪剤がどこにあるのか？在庫あるか？と朝からずっと」
一方、八王子市内の高校。10日は都内の高校や大学160校以上で入学試験が行われる予定です。
野球部員：「（Q.一つ何キロ？）25キロです」「（Q.重くない？）結構、重いです」
雪で試験に影響がないよう、部員らは倉庫から融雪剤やスコップを運び出すなど準備に追われました。
一方の受験生が訪れていたのが、学問の神様で知られる「湯島天神」です。
受験生の母親：「娘の大学合格祈願です。雪の予報が出ていて、それが一番心配。現地（試験会場）に着かせるまでが親の仕事だと思っている」
受験生が無事、春を迎えたい一方で、すでに春を感じられる場所も。静岡県南伊豆町。早咲きの河津桜が河川敷を彩り始めています。
観光客：「まだ2月なのにもう春なのかな。あした雪が降るっていうのに」
3月上旬にかけて見頃はピークに。800本の桜が川沿い約4.2キロをピンクに染め上げます。すでに見頃の菜の花とのコラボを楽しむこともできます。
南伊豆町観光協会・桑原弘行さん：「（Q.あす東京で雪予報だが）お客は東京・神奈川が多い。かなり雪の影響があるので心配」
10日列車で、都内に帰る観光客は…。
東京からの観光客：「帰りが大変。東京着いたら雪だから心配。無事に帰れれば」
[テレ朝ｎｅｗｓ] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
