【NPO法人の理事逮捕】無許可で臓器移植あっせんか「肝臓の状態ぎりぎり…早くした方が」
国の許可を受けずにベラルーシの病院での臓器移植をあっせんしたとして、NPO法人の理事の男が逮捕されました。臓器移植のあっせんが摘発されるのは全国初です。
警視庁によりますと、NPO法人「難病患者支援の会」の理事・菊池仁達容疑者は去年2月、国の許可を受けてないのに、都内の男性患者から依頼を受けベラルーシの病院で肝臓の移植手術を受けさせた疑いがもたれています。
菊池容疑者は「肝臓の状態がぎりぎりの数値だから早くした方がいい」などと移植を促し、移植費用などの名目でおよそ3300万円を振り込ませたということです。
調べに対し、「海外の場合は許可がいらないと思っていた」と容疑を一部否認しているということです。
関係先からはおよそ150人の患者名簿が押収されていて、警視庁があっせんの実態を詳しく調べています。
(2023年2月9日放送)
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