【2人の“素顔”】元同居人が“異様な生活”語る 連続強盗事件“ルフィ”との関連は
連続強盗事件の指示役“ルフィ”の疑いが浮上し、7日にフィリピンから送還された2人の男。特殊詐欺グループの幹部とみられていますが、実行役を脅し犯行を繰り返していたとみられています。また、2人の“素顔”についても明らかになってきました。約5年前、今村容疑者と同居していたという男性が、容疑者の“異様な生活”を語りました。
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連続強盗事件の指示役“ルフィ”の疑いがある4人の男。そのうち、今村磨人容疑者（38）と藤田聖也容疑者（38）がフィリピンから強制送還され、7日に窃盗の疑いで逮捕されました。2人は被害総額60億円以上の“大規模特殊詐欺グループ”の幹部で、今村容疑者は「かけ子のリーダー」、藤田容疑者は「リクルーター」の役割を担っていたとみられています。
その後の捜査関係者への取材で明らかになったのは、詐欺グループでの“恐怖支配”です。すでに検挙されている詐欺グループのかけ子らが、「話すと報復される」「家族にも危害が及ぶ」という理由などから、供述を拒否するケースがあったというのです。一連の強盗事件でも、「指示役」が「実行役」を脅す手口が使われていたとみられ、警視庁は関連について調べる方針です。
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逮捕された今村容疑者と藤田容疑者は、いずれも北海道出身です。私たちは、札幌市で約5年前、今村容疑者と同居していたという男性に話を聞きました。男性が語ったのは、今村容疑者の“異様な生活”でした。
今村容疑者の元同居人
「（建物を指さし）ここ、この2階で（今村容疑者と）住んでいました」
――懐かしいですか？
今村容疑者の元同居人
「思い出したくもないです。覚醒剤を僕に見せてきて、目の前で注射をうっていた。お金が入れば（覚醒剤を）毎日、買っていましたね」
当時、今村容疑者はコールセンターで働いていたということですが、1年ほど働いていたものの、急にフィリピンに行くことになったといいます。
今村容疑者の元同居人
「（会社の人に）『どういう経緯で？』と聞いたら、『会社の金を使い込んでいて、その金を返すためにフィリピンに行った』と」
今村容疑者がフィリピンに渡ったワケは“使い込んだ金を返すため”と話します。
今村容疑者の元同居人
「フィリピンで詐欺で稼げるというのは、札幌では結構広まっていた話。先輩から『こういう話あるぞ』って、すぐ回ってくるので。すすきの行ったときもそうですし」
札幌の歓楽街「すすきの」では、フィリピンでの特殊詐欺の仕事の誘いが、何年も前から横行していたということです。
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そして、同じく7日に逮捕された藤田容疑者は“フィリピン行き”について、地元の仲間に話していたといいます。
藤田容疑者の中学時代からの友人
「儲かるみたいな、人材派遣みたいな。そういうこと（犯罪）をするようなタイプではない。ただ、話になるとのっちゃうみたいな。友達がこんなことやるとは考えられない。悲しかったですね」
一方、フィリピンに残された渡辺優樹容疑者（38）と、小島智信容疑者（45）は8日にも強制送還される予定です。指示役“ルフィ”との関連はあるのでしょうか。全容解明が急がれます。
（2023年2月8日放送「news every.」より）
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