【フィリピンから送還の男ら】「家族に危害が及ぶ」実行役ら脅して犯行繰り返したか
連続強盗事件の指示役「ルフィ」の疑いが浮上し、フィリピンから送還され特殊詐欺事件に関わったとして逮捕された男らが、実行役らを「家族に危害が及ぶ」などと脅して犯行を繰り返していたとみられることがわかりました。
今村磨人容疑者と藤田聖也容疑者は7日、フィリピンから強制送還され、警視庁に逮捕されました。
2人は、8日にも送還される渡辺優樹容疑者をトップとした大規模特殊詐欺グループの幹部とみられていますが、捜査関係者への取材で、すでに検挙されているグループの“かけ子”らが「話すと報復される」「家族にも危害が及ぶ」などの理由で供述を拒否するケースが複数あったことがわかりました。
一連の強盗事件の実行役も「家族や職場に危害が及ぶと思い、やめられなかった」などと話していて、実行役を脅して犯行を繰り返す手口が使われていたとみられます。
警視庁は、今村容疑者らと一連の強盗事件との関連についても調べる方針です。
一方、フィリピンの収容施設に残っている渡辺優樹容疑者と小島智信容疑者は現地での暴行事件の公訴が棄却されたことで、8日、日本に強制送還されます。
レムリヤ法相は、8日夜にもマニラから2人を移送する考えを明らかにしています。
（2023年2月8日放送「ストレイトニュース」より）
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