【埼玉立てこもり】男は散弾銃を“2丁”準備か

【埼玉立てこもり】男は散弾銃を“2丁”準備か

埼玉県ふじみ野市の住宅に男が立てこもり、人質の男性医師が散弾銃で撃たれて死亡した事件で、男があらかじめ手元に散弾銃を2丁準備していたとみられることがわかりました。

この事件は今月27日、ふじみ野市の自宅で渡辺宏容疑者が医師の鈴木純一さんを人質に立てこもったもので、渡辺容疑者は鈴木さんに散弾銃を発射し、殺害した疑いがもたれています。

渡辺容疑者は自宅を訪れた鈴木さんら2人を撃ったあと、医療相談員に向けても発砲したと供述していますが、捜査関係者への取材で、2人を撃ったあと催涙スプレーをかけた医療相談員に銃を奪い取られていて、別の散弾銃でもうひとりの医療相談員に向けて撃ったとみられることがわかりました。

鈴木さんが撃たれたのは1階玄関脇の部屋で、警察は渡辺容疑者があらかじめ2階の銃保管庫から散弾銃2丁を手元に準備していたとみています。

また渡辺容疑者の母親は5、6年前から鈴木さんのクリニックで在宅治療を受けていて、渡辺容疑者がたびたびクレームを入れていたということで、警察は引き続き事件の経緯を調べています。

一方、事件を受けて休校となっていた現場付近の3つの小中学校はきょう授業を再開し、児童や生徒らは31日朝、警察官が警戒する中、登校していました。
（2022年1月31日放送）

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