【勝負の3日間】“アイデア納豆”を売り込め! 商談成立へ…独自開発のメーカーに密着 『news every.』16時特集

【勝負の3日間】“アイデア納豆”を売り込め! 商談成立へ…独自開発のメーカーに密着 『news every.』16時特集

【勝負の3日間】“アイデア納豆”を売り込め! 商談成立へ…独自開発のメーカーに密着 『news every.』16時特集

□手が汚れにくい納豆
去年12月、全国からおよそ500の中小企業が参加する展示・商談会が都内で開かれた。参加企業の一つ、群馬の納豆メーカーのブースで展示されていたのは、混ぜる必要がなく、袋から出してすぐに食べられる味付き納豆。展示会をきっかけに10社から15社と成約したいと意気込みを語る、納豆メーカーの加藤専務。勝負はイベントが開かれる3日間。果たして、目標は達成できるのかー

□誕生のきっかけは1本の電話
このアイデア納豆、誕生のきっかけはおよそ4年前の1本の電話だった。電話の相手は小学校で働く栄養士。「1年生、2年生が納豆を食べるとき、どうしても手が汚れてしまうので解決できないか」との相談だった。手や机が汚れにくい納豆をつくるという難題に挑戦した加藤専務。あらかじめ味付けした納豆を小袋に入れることを思いつき特注の機械を導入するが、納豆を混ぜた時にできる気泡が袋の中に入りすぎ、納豆の量にばらつきが出るなど商品化までは試行錯誤の連続だったという。苦労の末、開発したこの商品。コロナ禍で落ち込んだ会社の売り上げを少しでも取り戻したいと、今回の3日間の展示会には大きな期待を寄せていたのだ。

□控えめな専務がついに動く
しかし…2日目を終えてもなかなか思うように商談が進まない。迎えた最終日。控えめなタイプの加藤専務がついに動き出す。ブースの外に出てチラシを手渡しし、積極的に声かけ。すると、次第に人が集まり始める。展示会の終了間際に現れたのは、通信販売用の商品を探しているという男性たち。チャンスを逃すまいと、必死にアピールする加藤専務。そしてー

□3日間の闘いを終え…
加藤専務の奮闘が実り、最後の最後に百貨店との取引の可能性が生まれた。3日間を通し、目標の10社以上には届かなかったものの、商談が進みそうな相手は5社見つかったという。加藤専務はこう振り返る。「まだまだ勉強不足の点が多々あったと思うので、次回の展示会に向けて改善していきたい」

今回の展示会には、発電する機能が付いたフィットネスバイクを販売する風力発電関連の企業も出展。発電した電気は、コンセントを通して室内配線に送られ家の照明などで使うことができるのだという。「商業施設などに置いてもらえれば」と語っていたこの企業。こちらも、この展示会をきっかけに4件ほど今後の事業展開が期待できそうだという。コロナ禍が続く中、多くの中小企業が独自のアイデアで奮闘している。
(2022年1月28日放送「news every.」より)

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