【稲城市“強盗致傷”】容疑者の一人「身分証見せたり家族構成聞かれたり…抜けられなくなる」
先月5日、東京・中野区の住宅で住人の男性が殴られ、現金およそ3000万円が奪われた強盗傷害事件で26日、新たに男が逮捕されました。警視庁クラブから捜査の最新情報です。
捜査関係者によりますと、警視庁は稲城市の強盗致傷事件で逮捕されていた大古健太郎容疑者を中野区の強盗傷害事件に関わった疑いでも逮捕しました。
大古容疑者はさらに、広島市の強盗殺人未遂事件にも関与が疑われるということです。
次々とつながりが見えてきた一連の強盗事件ですが、警察庁は、少なくとも去年10月から8都県で起きた強盗殺人など14の事件は、同一の犯行グループによる事件と疑われると明らかにしました。
SNSで実行役を集めるなど犯行の手口が共通しているということですが、捜査関係者によると、稲城市の事件で逮捕された容疑者の一人は「事前に身分証を見せたり家族構成を聞かれたりするので、あとになって辞めたくなっても抜けられなくなる」などと話しています。
安易にはじめて抜けられなくなる構図が明らかになっています。
また別の捜査関係者は「実行役は安易に手を染めるが、とかげのしっぽ切り。結局は痕跡を残さない「指示役」さらに「上役」を検挙しなければ意味がない」と話しています。
今回の一連の事件で指示役として浮上している「ルフィ」を名乗る人物については、フィリピンにいるという情報もありますが、警視庁と各県警はそれぞれの事件の捜査を最優先で進めるとともに指示役とみられる「ルフィ」に関する情報を積み上げていき、特定を進めていくとみられます。
(2023年1月26日放送「news every.」より)
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