【事故直後の映像】ウクライナでヘリ墜落　内相ら14人死亡　真相は？(2023年1月19日)

【事故直後の映像】ウクライナでヘリ墜落　内相ら14人死亡　真相は？(2023年1月19日)

　ウクライナの内相ら14人が死亡したヘリコプター墜落事故。墜落直後の新たな映像が公開されました。不慮の事故なのか、破壊行為があったのか、その真相は。

　現場には多くの花やぬいぐるみが手向けられました。散乱する残骸はその衝撃の激しさを物語っています。そして、その残骸のすぐそばには子どもたちのための遊具があります。ヘリコプターが墜落したのは幼稚園の敷地内です。事故は出勤前の保護者が子どもたちを幼稚園に送っていた時に起きました。

　5歳児の父親：「ちょうど子どもを預けるところでした。中に入った時エンジンのノイズが聞こえました。外を見るためにカーテンを開けた5秒後、ヘリコプターが飛んでくるのが見えました」

　病院に搬送された少女の顔には痛々しい傷が走っています。

　女の子の母親：「走って行って、幼稚園が燃えているのが目に入り衝撃を受けました。子どもに何が起こったかも分かりませんでした。その時の気持ちは言い表せません」

　事故では乗っていた内務大臣ら9人、そして地上にいた5人が死亡しました。うち1人は子どもです。当局は操作ミスや機械の不具合なのか、それとも何らかの破壊行為があったのか、捜査を進めています。

　ロシアがウクライナに侵攻してまもなく11カ月が経とうとしています。18日、プーチン大統領はサンクトペテルブルクの兵器工場を視察しました。

　ロシア、プーチン大統領：「我々は年間でアメリカの3倍の対空ミサイルを製造している」

　ウクライナを支援する西側を意識したのでしょうか。

　さらにこの前日には、プーチン大統領が下した決定も発表されました。それはロシア軍兵士の定員を2026年までに150万人に増やすというもの。ロシア軍の定員は、今月1日に115万人に増員されたばかり。侵略の長期化を見据えている可能性があります。
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