【池袋暴走事故】遺族をSNSで“侮辱”男に有罪判決

【池袋暴走事故】遺族をSNSで“侮辱”男に有罪判決

東京・池袋の暴走事故の遺族をSNSで侮辱した罪などに問われている男に対し、東京地裁は13日、懲役1年、執行猶予5年、拘留29日の有罪判決を言い渡しました。

無職の油利潤一被告は去年3月、池袋暴走事故の遺族、松永拓也さんのツイッターに、「金や反響目当てで闘ってるようにしか見えません」などと投稿して侮辱した罪などに問われています。

東京地裁は13日の判決で、「被害者の心情に配慮することなど一切なく、一方的にその社会的評価をおとしめた」などと指摘し、侮辱した罪について、拘留29日を言い渡しました。

油利被告は、ツイッターへの別の投稿内容をめぐり、警察官の業務を妨害した罪にも問われていて、東京地裁はこちらについては、懲役1年、執行猶予5年を言い渡しました。

池袋暴走事故の遺族・松永拓也さん「彼が自分自身の日々の行いとか、しっかり見つめ直して、自分の人生を歩み更生する5年間にしてほしい」

判決後の会見で松永さんは、油利被告には刑事責任だけでなく民事責任もあるとして、被告に対して民事訴訟を起こす意向を明らかにしました。
（2023年1月13日放送）

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