【イノシシ】足などをかまれ3人けが 猟友会が駆除 山形・南陽市
山形県南陽市で7日午前イノシシが出没し、住民の男女合わせて3人が足などをかまれてけがをしました。イノシシはその後、駆除されました。
7日午前10時すぎ、南陽市宮内の熊野大社の南におよそ400メートルの地点でイノシシが徘徊していると警察に通報がありました。
その後現場周辺の店舗の駐車場で40代の女性と10代の娘とみられる2人が向かってきたイノシシに右のふくらはぎや太ももなどをかまれ病院に搬送されました。2人は出血し、治療を受けています。
さらにその後、現場から数百メートル離れた路上で70代の男性がイノシシに右太ももやふくらはぎなどをかまれて病院に搬送されました。男性も出血し治療を受けています。
イノシシを目撃した人「向こうから走ってきた、北側に向かって。カモシカが出るとは聞いていた、まさか住宅街に出てくるなんて」
警察や市役所、それに猟友会などが現場付近を捜索していたところ、警察のパトカーが民家の駐車場にいるイノシシを発見。パトカーを近づけ出口を塞ごうとしたところ、イノシシが抵抗し車体が破損しました。
イノシシが車庫に逃げ込んだ女性「このスペースに逃げ込んでパトカーを乗り越えて逃げて行った。それまでは体当たりしたり奥に潜んでいたりした。1時間半くらいはいた」
7日正午すぎ、市内の向山公園野球場近くの路上の側溝にはまり動けなくなっていたイノシシを発見。猟友会が電気槍で駆除しました。
市の担当者によりますと、イノシシは体長が1メートル40センチから50センチほどでメスだとみられています。
(2023年1月7日放送)
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