【外交文書公開】初めて北方4島を列挙 日ソ首脳会談での交渉記録明らかに(2022年12月21日)
北方領土交渉を巡り、1991年北方四島の名前を初めて列挙した日ソ共同声明での当時の海部総理とゴルバチョフ大統領との交渉の記録が今月21日に公開された外交文書で明らかになりました。
外務省は作成から30年以上が経過した外交文書を一部、公開しました。
海部総理は、1991年の日ソ首脳会談で平和条約の締結後に歯舞群島と色丹島の2島を日本に引き渡すとした日ソ共同宣言を共同声明に盛り込むよう、大統領に繰り返し迫っていました。
一方、大統領からは日本からの経済協力を引き出そうとする姿勢がにじんでいますが、その発言の多くは今後の交渉に影響するとして黒塗りされています。
ただ、会談後の共同声明で初めて北方4島を列挙し、領土問題があることを認めました。
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