「自分でドリブルで抜いて、自分で点を決め切れる選手に」相馬勇紀(2022年12月8日)

「自分でドリブルで抜いて、自分で点を決め切れる選手に」相馬勇紀(2022年12月8日)

「自分でドリブルで抜いて、自分で点を決め切れる選手に」相馬勇紀(2022年12月8日)

サッカーFIFAワールドカップ2022、日本代表はPK戦の末、クロアチアに敗れ、ベスト16で大会を終えました。
日本代表の相馬勇紀選手が取材に答えました。

Q:今大会を振り返って
相馬:個人的には悔しさが残る大会だったし、自分の現在地がしっかりと分かったし、日本の現在地も分かったんで、それが本当に痛感した大会でした。

Q:クロアチア戦はどんな気持ちで見守っていたか
相馬:ベンチにいる時は一緒に戦うっていうことで、出来る限り外からできるコーチングはしながら戦ってました。あとは自分が交代枠1つ残ってたんで、ウォーミングアップするときは、出たらどういうふうに戦おうっていうイメージを持ちながらやってました。

Q:大会を経て通用した部分は
相馬:自分の初速であったり、爆発的なスピードっていうところは世界にも戦えるなっていうところは分かったんですけど、やっぱりスター選手がたくさん生まれないと、さらに上には行けないのかなっていうのが一番思ったことで、剥がすだけじゃなくてここからの4年間で自分でドリブルで抜いて、自分で点を決め切れる選手になろうっていうふうに思いました。

Q:それは具体的なプレーで実感したのか
相馬:僕が出たコスタリカ戦で、カットインから1本シュートあったんですけど、あの1本決めるのが世界のトップ選手だと思うし、世界の選手っていうか世界のトップ・トップの選手だと思うので、やっぱりそのトップ・トップの選手が増えてきたら多分4年後本当に先の景色が見えると思うんで、でもその選手が一人だけじゃなくて何人も何人も増えてかないと上に行くことができないと思うんで、それを本当に感じましたし、自分がこの4年間でなるっていう強い思いを持ちました。

Q:そのためにどんなところを磨きたいか
相馬:まず一つはシュートですかね。シュートバリエーションとか、シュート外すとかシュート打ちきるとか、やっぱりそこがまず一つかなっていうふうには思います。

Q:普段はJリーグでプレーしているが世界に対して手ごたえを感じたか
相馬:ベースのところで別に戦えてないとは全く思ってないし、いけるところはあるんで、でも得点を決めるっていう能力がトップの差かなとは思いました。

Q:長友選手から受け継いだものは
相馬:やっぱりメンタル面の芯が強くて、熱量の大きさっていうのは感じました。あとはフィジカルのところが僕より10歳も年上なのに本当にバリバリで動けて、フィジカル的にも強くてっていうところ。
あともう一つ感じたのは、技術ももちろんですけどフィジカルが本当に世界で戦う上では大切なので、元々そこは自信を持ってるんですけど、さらに速い・強いもあげてくとともに、動き続けるとかそういったタフな選手になるっていうのも必要だなっていうのを長友選手を見てるとずっと感じました。

Q:長友選手はどんな存在だったか
相馬:なんだろう…。ゴッドファザーとか言われてますけど(笑)。本当に常にいつも明るく太陽のような存在というか、自分にとっては小さい頃から夢見てたというか、高校の時にサインをもらった選手でもあるし、本当にトップで戦っている選手なんで、そういった日本の「お父さん」じゃないですけど、そういった存在かなと思います。

Q:代表でともにプレーできたことについて
相馬:長友選手から吸収できるものは吸収できましたし、それと共に本当に8強を目指していた中で悔しそうだったっていうのもすごい分かるので、その意思は絶対に引き継いで戦いたいなと思います。

Q:ベテラン選手からメッセージはあったか
相馬:試合後はそんな皆で話すことはなかったんですけど、「俺たちは絶対強くなってる」っていうふうに皆に声かけてくれてたんで、それをさっき話した通りで、もっと個が大きなものになって。強くなっていかなければいけないなと思いますし、そしたらその時にもらった言葉をちゃんと体現できるかなと思います。

Q:次のワールドカップはどんな姿で挑みたいか
相馬:もう4年後は相馬が出たら点取って勝てるっていうそういった期待を持たれるプレーヤーになって帰ってきたいなと思います。

Q:チームとしてはどうなりたいか
相馬:本当に一人一人が戦術理解を持ちながらも、個がしっかりとしたなかで、今はやっぱりチームがある中で個が目立ったときに勝てるチームになってたと思うんで、個が際立った中でさらにそれがまとまってチームになって、さらに強くなるっていうチームになったらなというふうに思います。

Q:個人的にオリンピックから成長できた部分はあったか
相馬:ボールの置き所とか、そういう一つ一つの身体の使い方っていうのをすごいオリンピックのときは感じたので、そこはかなり成長できたんで、やっぱりあとはさっき言った部分かなとは思います。

Q:日本の皆さんに向けて
相馬:4年後とは言わず、明日からそして来シーズンから本当に自分が必要なものが明確に分かったので、それを身に着けて絶対に8強を取ってさらに上を目指せるように見せたいと思うんで、これからもよろしくお願いします。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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