運動員買収・影武者・旧統一教会と接点 疑惑次々と…秋葉復興大臣に“集中砲火”(2022年11月25日)

運動員買収・影武者・旧統一教会と接点 疑惑次々と…秋葉復興大臣に“集中砲火”(2022年11月25日)

運動員買収・影武者・旧統一教会と接点 疑惑次々と…秋葉復興大臣に“集中砲火”(2022年11月25日)

国会では25日、岸田総理肝いりの第2次補正予算案を審議する予算委員会がようやく始まりました。

野党は秋葉復興大臣を徹底追及。新たに“影武者”疑惑、旧統一教会との接点も浮上しました。

野党が指摘したのは、去年の衆議院選挙をめぐる疑惑です。

秋葉氏は、自らの秘書2人に、選挙運動の報酬として、合わせて20万円を支払っていました。

公職選挙法では、報酬を支払うことができる活動が、選挙カーでの呼び掛けなどと限られていて、それ以外の選挙運動に日当を渡すと、買収にあたる恐れがあります。

立憲民主党・大西健介衆院議員:(秘書は)選挙期間中に街頭に立って、秋葉候補への投票を呼び掛けるなど、選挙運動を行ったこと、報酬を受け取ったことを認める、そういう発言をされているが、運動員買収の見本のような事例になるんじゃないか。

秋葉復興大臣:報酬を支払うことができる車上運動員として、選挙管理員会に名簿をしっかりと届け出を行ったうえで、法令で認められた報酬を支払ったもので、法令に定める範囲内での活動を行っていたものと。

秘書には、選挙カーの運動員としての報酬を、活動した日数分だけ、適切に支払ったと説明しました。

立憲民主党・大西健介衆院議員:「車上運動員でやってたんです」と言うなら(日数の)区別がつけられているか、ちゃんと出してもらわないと、運動員買収かどうか分からないじゃないですか。

秋葉復興大臣:法律上の義務にはなっていない。

立憲民主党・大西健介衆院議員:法律の義務なんて聞いてない。説明責任です。

秋葉復興大臣:法律の義務で出す必要のないものを出すことにはならない。

追及は、さらに続きます。

立憲民主党・大西健介衆院議員:この「秋葉けんや」というたすきをかけている男性は、秋葉大臣より若くて、大臣ではない。(写真)提供者によれば、たすきの上の所に、小さく「次男」と書かれているそう。公職選挙法の文書図画(とが)違反の疑いが濃いと思うが、地元ではこうした“影武者”が、選挙のたびに何度もいろんなところで目にされるそうです。身に覚えがありますか。“影武者”って何人いるんですか。

秋葉復興大臣:私の次男が、私の選挙を心配して、会社の有給休暇を取り、3日間、選挙の応援のために勤務先の東京から仙台まで駆け付けてくれた。私の力になりたいと考えての行動だったようだが、指摘を受けて、すぐにたすきを外したと聞いている。

秋葉大臣は“影武者”の存在を認めました。

立憲民主党・大西健介衆院議員:やったこと自体は文書図画違反だと認めるということでよいか。

秋葉復興大臣:ただいま委員から事実誤認の発言があった。「認めた」という発言があったが、私は一切認めていない。当時、選管や警察から特に指摘はなかったと聞いている。公職選挙法の違反かどうかについては、個々の事案に即して、当局が判断するものと承知している。

旧統一教会との関係も浮かび上がってきました。

25日に公開された収支報告書に、関連団体への支出が記載されていたのです。

立憲民主党・後藤祐一衆院議員:昨年7月、旧統一教会の友好団体と同一住所に事務所を置く、世界平和連合宮城県連合会に対して、2万4000円を支出していたことが明らかになったが、これは事実か。

秋葉復興大臣:今、事務所で事実関係を確認しているところ。

ただ、自民党が行った点検結果に、秋葉氏の名前はありませんでした。

立憲民主党・後藤祐一衆院議員:総理、秋葉大臣を更迭すべきじゃないですか。

岸田総理:秋葉大臣として、誠実にこれを説明していかなければならない。

こうしたなか、27日に復興大臣として予定していた、福島県への訪問が急きょ、取りやめになりました。

理由は「諸般の事情」としています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

ANNnewsCHカテゴリの最新記事