【男6人を逮捕】顔合わせずカネをやり取り…ロッカー“二次元コード”悪用か

【男6人を逮捕】顔合わせずカネをやり取り…ロッカー“二次元コード”悪用か

新幹線も停車するJR新潟駅で、改札近くのコインロッカーが、特殊詐欺に悪用されたとみられています。

西山悟史・テレビ新潟
「このコインロッカーは、荷物を預けるとQRコードが出てきます。このQRコードを写真に撮って、共有することで“預けた本人以外”も荷物を取り出すことができます。男たちは、組織内の金のやり取りをここで行っていたとみられます」

このコインロッカーはカギではなく、二次元コードを使って開けられる仕組みで、“顔を合わせることなくカネをやり取り”したとみられています。

特殊詐欺の疑いで逮捕されたのは、東京都の無職・須田祐介容疑者(46)です。だましとったカネを回収し、詐欺グループの中枢へ届ける「回収役」だったとみられています。

さらに、住居不定・飲食店従業員の17歳の少年と、大阪府の土木作業員・山下弘人容疑者(21)も、特殊詐欺の疑いで逮捕されています。

被害にあったのは、新潟市中央区に住む70代の女性。先月18日、女性のもとには、“息子”や“東京駅の職員”を名乗る男たちからの電話がかかってきました。

女性にかかってきた電話
「オレだけど駅のトイレにかばんを置き忘れた」
「お金を払わなければならないので、一時的に用立ててもらえないか」

21歳の山下容疑者が「受け子」として女性から現金90万円を路上で受け取り、17歳の少年が「見張り役」となっていたみられています。

一方、「回収役」とみられる須田容疑者は、「受け子」とは顔を合わさずに金をやりとりできるコインロッカーを利用していたというのです。

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新潟市内では、先月20日前後に特殊詐欺の被害や未遂事件が相次いでいて、警察は、同じ詐欺グループの犯行である可能性もあるとみて、捜査をしています。

関連するとみられる逮捕者はあわせて6人にのぼり、このうち3人は19歳以下の少年でした。

先月には、埼玉県に住む15歳の男子高校生が特殊詐欺の疑いで逮捕されています。高校生は「受け子」として、被害者から200万円をだまし取ったとみられています。この事件でも、須田容疑者が「回収役」としてかかわったとみられていて、今月17日に再逮捕されました。

警察は「少しでも不審な電話などがかかってきた際は、警察に連絡してほしい」と注意を呼びかけています。
(2022年11月21日放送「news every.」より)

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