【厚生労働省】小児向けワクチン承認へ 3月以降開始予定
子供の新型コロナウイルス感染が急増する中、20日夜、厚生労働省の専門部会が、5歳から11歳の子どもを対象としたファイザー製の新型コロナワクチンについて、特例承認を了承しました。幼い子供がいる保護者の反応は…。
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20日、子供や妊婦が入院する東京都内にある国立病院。コロナの小児患者が急増しているといいます。
国立成育医療研究センター 賀藤均病院長
「第5波の最盛期と比べてもだいぶ速くて、急激に入院患者数が増えていると感じています」
ほぼゼロだった病床使用率は、この10日ほどで40%に達したといいます。
国立成育医療研究センター 賀藤均病院長
「これは、オミクロン株の感染力が強いことによる急激な拡大、それが大きな原因なんだろうと思います」
東京都によると、10歳未満の感染者は今月1日には6人でしたが、20日は781人とおよそ130倍に急増しています。
そうした中、20日午後7時半ごろ──
厚労省の専門部会
「接種対象は5歳から11歳。本剤については速やかに薬事承認の手続きを進める」
厚生労働省の専門部会が、5歳から11歳の子どもを対象としたファイザー製の新型コロナワクチンについて、特例承認を了承しました。投与量は従来の3分の1です。
ファイザーが海外で行った臨床試験では、発症を防ぐ有効性は90.7%。重篤な副反応は確認されていないといいます。
幼い子どもがいる保護者は──
6歳女児の保護者
「もし(子供が)かかってしまったら親の方の感染もあるし、そこはどうしても避けられないので、子供のワクチンは早めにしてもらいたい」
6歳女児の保護者
「まだ小学校も行っていないうちから受けるのは、って考えるところはあります」
記者
「注射は得意?」
6歳
「ううん嫌い、大嫌い」
5歳から11歳の子どもに対する新型コロナワクチンの接種については、日本小児科学会が「12歳以上の子どもへのワクチンと同様に意義がある」との見解を示しています。
21日にも厚生労働大臣が正式に承認する見通しの小児向けワクチン。厚労省は、3月以降に無料で接種を開始する予定です。
(1月20日放送『news zero』より)
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