【京成線“脱線”】一時運転見合わせ 約10時間半にわたり影響

【京成線“脱線”】一時運転見合わせ 約10時間半にわたり影響

17日午前、東京の京成線・京成高砂駅構内で回送電車が脱線し、一部区間の運転見合わせで約10時間半にわたり影響が続きました。事故原因について運転士は「本来、向かう車庫の番線とは違う番線に進入し、バックしたところ脱線した」と話しているということです。

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東京・葛飾区の京成高砂駅付近を17日午後4時半すぎに訪れると、多数の作業員による復旧作業が行われていました。作業は帰宅時間帯まで続き、脱線事故から約10時間半後の午後8時49分、ようやく運転が再開されました。

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午前10時20分ごろ、京成高砂駅構内で京成線の回送電車が脱線。京成電鉄によると、京成高砂駅で乗客を降ろした後、近くの車庫に入ろうとして一部の車両が線路から外れました。

脱線直後の午前10時40分ごろに、すぐ隣の線路を通った電車から撮影した映像では、脱線した車両すれすれのところを通過する様子が映されていました。

けが人はいませんでしたが、京成線の一部区間は一時、運転見合わせに。さらに、成田空港と上野を結ぶ「スカイライナー」も一時、ストップしました。改札前には多くの人が集まり、駅員が別のルートを説明するなど対応に追われていました。

京成高砂駅にいた男性（24）は、彼女と待ち合わせていました。「渋谷に行くのに電車使おうと思って…どうしましょうかね」と戸惑った様子。午後から出社予定だった女性も「まだ見合わせ中なんだって思って」「いや、もう…動けないですね」と困惑していました。

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国交省によると、事故の原因について運転士は「本来、向かう車庫の番線とは違う番線に進入してしまい、バックしたところ脱線した」と話しているということです。

また京成電鉄は、運転士が内規に違反して反対側の運転席に移動せず、そのまま電車をバックさせたことでポイントを損傷し脱線したとみられると説明しました。
(2022年11月18日放送)

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