“車内に９時間”２歳女児は『熱中症』で死亡 父親が保育所に預けるのを忘れて帰宅（2022年11月14日）
大阪府岸和田市で２歳の女の子が車の中に取り残されて死亡しました。
事件が発覚したのは１１月１２日土曜日の午後５時半ごろ。岸和田市に住む２歳の渕上惺愛ちゃん（２）が、父親の車の中から意識のない状態で見つかり、病院で死亡が確認されました。
この日、惺愛ちゃんの父親は午前８時ごろに長女（４）、次女の惺愛ちゃん（２）、三女（１）の３人の娘を車に乗せて自宅を出発し、長女と三女を「認定こども園」に預けましたが、１人だけ「保育所」に通っている次女の惺愛ちゃんを預けるのを忘れて帰宅したということです。約９時間後、父親が保育所に迎えに行った際に「登園していない」と言われ、３列目のチャイルドシートに座った惺愛ちゃんを発見。解剖の結果、死因は熱中症だったということです。
保育所では園児が連絡なく欠席した場合、保護者に連絡をすることになっていますが、当時は連絡していなかったということです。また、土曜日は事前に利用するか確認も取っていて、惺愛ちゃんの保護者からは利用するという連絡も受けていたということです。
（岸和田市子育て施設課 溝端多賀子課長）
「電話連絡をするのを失念、結果として失念。したつもりになっていた。ご連絡できていれば救えた命であったかと悔やまれております。この度のことは大変重いことと受け止めておりまして、ご家庭との連絡については徹底してまいりたいと考えております」
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