中3男子死亡 複数の骨折 足引きずる姿も・・・「優しい子」に何が(2022年1月20日)
埼玉県白岡市の住宅で中学3年の男子生徒が意識不明の状態で見つかり、その後、死亡した事件で、体には複数の骨折があったことが分かりました。男子生徒は8人きょうだいで、38歳の母親との9人家族でした。男子生徒に何があったのでしょうか。
何者かに、ひどい暴行を受けたのでしょうか・・・。
15日、異変に気付いたのは母親でした。
母親（119番への通報）：「息子が意識朦朧（もうろう）状態でいる」
捜査関係者への取材で、男子生徒は顔にあざがあったほか、肋骨などに複数の骨折があったことが新たに分かりました。
また、下半身などにも複数のあざがあったといいます。
男子生徒は18日、搬送先の病院で死亡しました。
死因は頭に強い衝撃を受けた「急性硬膜下血腫」でした。
母親は救急隊に「数日前にけがをして帰宅した」と話したといいます。
近所の人は警察に、こう聞かれたといいます。
近所の人：「誰かにボコボコにされてしまってっていう形で、その男の子がちょっと不良チックな方だったのか聞かれたが、全くそういう形の子ではない。何か不良のお友達とかに巻き込まれて暴力受けるような子では全くないと伝えた」
また、白岡市教育委員会は、いじめの話は聞いていないとしています。
近所の人によりますと、7、8年前に引っ越してきたという家族。
男子生徒は男女8人きょうだいの長男で、母親と母親の交際相手の10人で暮らしていたといいます。
近所の人：「（男子生徒は）すごくきょうだい思いの良いお兄ちゃんだった。下のお子さんたちを一緒に遊んで面倒見ているところ、面倒見が良い優しい子なんだなって感じのイメージ」
あいさつもきちんとしていたという男子生徒。一方で・・・。
近所の人：「（Q.何かトラブルはあった？）そりゃあ、ないですよね。学校も行ってなかったみたいですからね。皆さん」「（Q.お子さん（8人）皆さん？）普段いますから、学校行ってないの分かるじゃないですか」
捜査関係者によりますと、男子生徒はかなり痩せていたといい、また、「足を引きずっているのを見た」と話す人もいます。
警察は傷害致死事件として詳しい経緯を調べています。
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