2度の手術延期「困惑した」新型コロナ“第8波”で医療現場にすでに影響が｜TBS NEWS DIG
新型コロナの第8波が迫りつつあります。全国の新型コロナの感染者数は6日連続で前の週を上回り、すでに医療の現場にも影響が出始めています。
きょう、東京駅近くに設けられたワクチン接種センターには、多くの人が。こちらでは、インフルエンザのワクチンも同時に接種できます。
同時接種した60代男性
「インフルエンザ打ってからコロナ（ワクチン接種）しようかなと思っていたらコロナ（の波）が来たので、同時に打った」
きょう、ワクチンを接種した人の多くは、第8波を見据えていました。
Q.ワクチン接種をした経緯は
きょうワクチン接種した人
「ちょっと（感染者）が増えてきたので打とうかなと」
「だんだん増えてきている。第8波が来ているなと感じる」
きょう発表された東京都の新たな感染者の数は7969人。全国の感染者の数は7万8577人となり、6日連続で前の週の同じ曜日を上回っています。
すでに医療現場にも影響が…
埼玉県に住むこの男性は、ことし2月北海道で足を骨折してしまい、治療を受けていた現地の病院で手術を受けるため、先週、北海道へ向かいました。ところが、病院側から「コロナ患者に病床を回す必要がある」と言われ、手術が延期されたといいます。
手術が延期された男性
「ちょっと困惑している。2回目の延期なので、勘弁して欲しい。病床がひっ迫しているからコロナの人を優先したいということなので」
国も警戒を強めています。さきほど、最新の感染状況などを岸田総理に説明した尾身会長は、こう警鐘を鳴らします。
新型コロナ対策分科会 尾身茂会長
「感染者の数が増えていて、この傾向はしばらく続くと我々は考えている。従って、医療のひっ迫もこれから増えていくのではないか」
また、東京都は最新の感染状況を分析するモニタリング項目の結果を公表し、「2週間後には現在の2倍を超える感染者の発生が予測される」と分析しました。
政府は、8度目の感染拡大への対策を急ぐ必要に迫られています。
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